
日本代表は3月25日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、サウジアラビア代表と対戦。後半途中出場のMF堂安律(SCフライブルク)、MF伊東純也(スタッド・ランス)のプレーや起用法が話題になっている。
堂安と伊東は、0-0で迎えた61分にMF久保建英(レアル・ソシエダ)、DF菅原由勢(サウサンプトン)との交代でピッチへ。伊東が右ウイングバックのポジションに入ったが、右ウイングバックでのプレーが続いていた堂安は、シャドウの一角で起用されている。
伊東との同時起用で注目を浴びた堂安だが、伊東が縦への突破からチャンスを演出したり、シュートを放つ一方、堂安は相手ゴールに近い位置で存在感を発揮できず。40分に伊東との連係プレーからチャンスを演出したとはいえ、ボールに関わる回数も少ないほか、伊東と同じくサイドに張るシーンも散見される。
それだけに、ネット上では伊東と堂安の同時起用、右サイドでの連係に関して否定的な意見が噴出。堂安がサイドに張ることにより、縦への突破力を武器とする伊東のプレーに影響を与える可能性も指摘されている。
堂安のポジションは、20日のバーレーン戦でも問題視された。右ウイングバックで起用の堂安は、久保との連係プレーが機能せず。日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏は、自身のYouTubeチャンネルで「(相手の)GKとディフェンスラインのスペースが狭くなると、堂安はどうしても中に入る。久保と堂安の距離が短くなりすぎ」などと指摘したほか、森保一監督や名波浩コーチに対して、堂安のポジショニングの修正を求めていた。