伊藤洋輝 写真:Getty Images

 日本代表は3月25日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、サウジアラビア代表と対戦。DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)のパフォーマンス話題になっているほか、バーレーン戦でのMF三笘薫(ブライトン)と同じく、FW中村敬斗(スタッド・ランス)との連係にも注目が集まっている。

 伊藤はバーレーン戦につづき、サウジアラビア戦でも3バックの左でスタメン出場。前方へのパスで攻撃の組み立てに関与しているほか、40分にはチャンスを演出。被カウンターの局面では、的確なポジショニングや安定感抜群のプレーでピンチの芽を摘んでいる。

 ネット上では、積極的なオーバーラップなど伊藤のパフォーマンスを絶賛する声がある一方で、中村との関係について否定的な意見が噴出。中村へパスを出すタイミングや、中村へのパスの本数などを理由に、連係プレーの改善を求める声が相次いでいる。

 その伊藤は、20日のバーレーン戦でも、左ウイングバックでスタメン出場した三笘との距離感が微妙なシーンが散見。日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏は、自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」で「(三笘は)伊藤との絡み(連係)が良くない。これは今日の試合に限った話ではない。どんな試合でも、伊藤とやった時のやりづらさが非常に目立つ」と、私見を披露。

 「内側でボールをもらうポジションを取るだけでも良い。それだけでも三笘はドリブルしやすくなるのに、それさえしない」と、伊藤のポジショニングを批判していた。