
明治安田J3リーグ第7節の栃木SC対栃木シティは、3月30日に栃木SCのホームであるカンセキスタジアムとちぎで開催。「栃木ダービー」という名称を巡って、栃木SC関係者の意見に栃木シティ所属FW田中パウロ淳一が反応している。
栃木SC関係者の市川聡氏は3月24日にXを更新。「個人的な見解」として「栃木ダービーって言葉はあまり使いたくない」と綴ると、「ダービーって、チーム、ファンサポーター、歴史を通して醸成されていくものだと思ってるので、僕らが簡単に煽って良いものじゃないと思ってる」と理由を説明。「みんなそれぞれの想いを積み重ねてのWe are Tochigiだよ」と投稿したが、田中は市川氏のポストを引用した上で、「じゃあ言わなくていいです」と反応。賛否含めて様々な意見が飛ぶ中、一部SNSユーザーからの否定的な投稿に対して、「栃木ダービーは他の無理矢理作ったダービーとは違うでしょ!」と返している。
また、田中は「次は栃木ダービーです。 栃木SCと栃木シティのどっちが栃木県で1番強いかを決める試合です。ダービーじゃないって言う人は本気ですか?」と、市川氏をはじめ“ダービー否定派”に疑問を投げかけた上で、「僕は栃木県のサッカー知らない方にまで届けたい。友達や家族、学校や職場での論争にまでしたい。ここままじゃ栃木県でサッカーはバスケにボロ負けするぞ」とポスト。栃木県でのサッカー人気を高めたいという思いを持っているようだ。
なお、栃木SCは6試合を終えて2勝1分3敗で11位。対する栃木シティは4勝1分1敗で2位と、Jリーグ初参入にもかかわらず開幕ダッシュを決めている。市川氏や田中の投稿等により、史上初めてである栃木SC対栃木シティへの関心が高まることを期待したい。