日本代表 写真:Getty Images

 FIFAランキング15位の日本代表は、3月25日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のサウジアラビア戦を前に、W杯出場権を獲得。グループステージの組み合わせに関わるポット分けでポット2入りが濃厚であるが、ファン・サポーターの関心は早くもグループステージの対戦相手に集まっている。

 サッカーサイト『フッティー・ランキング』によると、日本は3月20日開催のバーレーン戦で勝利したものの、FIFAランキングは15位から変動なし。ポット1入りが確定している開催国のアメリカ、メキシコ、カナダがいずれも16位以下であり、3月にW杯欧州予選が開幕したことを踏まえると、日本が「FIFAランキングで1桁順位」というポット1入りの目安に達する可能性は低いと考えられる。

 ポット1にはブラジル、フランスなど欧州、南米の強豪国が揃うとみられるだけに、日本にとっては開催3か国の中で最も格下であるカナダとの対戦が望ましい。ただ、ドイツ代表との再戦を望む声も多いはずだ。

 ドイツは2025年3月の国際Aマッチデー直前の時点で10位だったが、UEFAネーションズリーグ準々決勝1stレグで、9位のイタリアに2-1で勝利。24日開催の2ndレグでも3-3と引き分けた。ドイツとイタリアは、1stレグ前の時点で27.72ポイント差だったが、この2試合の結果により、ドイツがイタリアを逆転して9位に浮上する可能性も。そうなった場合、ドイツはポット1に入るため、グループステージで日本と再び同居する可能性もある。

 日本がカナダと対戦する場合、ポット3入りが予想される国では、セルビアやポーランドなど、ドイツやスペイン等と比べて地力が落ちる欧州勢と対戦したいところだ。また、ドイツと対戦する場合は、ナイジェリアやコートジボワールなどフィジカル勝負で本領を発揮するアフリカ勢よりも、パナマなど北中米勢とのマッチメイクが望ましいところ。ポット4では、現時点でFIFAランキング89位のニュージーランド一択だろう。