■ジョニーは医者嫌いだった

 極めつきは、89年のミュージックビデオ『ペット・セメタリー』だろう。ニューヨークのスリーピー・ホロー・セメタリーで撮影されたビデオにはメンバー全員が墓穴の中にずんずん沈んでいく様が映し出されている。

 しまいには“Ramones”とネオンサインが光る墓石まで登場。やり過ぎ感がハンパない。ジョーイはこのビデオ撮影中と後に、楽器の電気系統トラブルが続いたと告白している。これらを偶然と片付けられるだろうか?

 いまや都市伝説と化したこのミステリーだが、ライターのニック・レッドファーン氏は、豪ニュースサイト「Mysterious Universe」に独自の見解を発表した。

 彼は1970年代にジョニーのガールフレンドだったシンシア“ロキシー”ホイットニーが、2005年に出版した『Too Tough to Love』の中にヒントを見つけたという。そこには、ジョニーが医者嫌いだったことが書かれており、ジョニー自身も著書『Commando』の中で認めている。つまり、医者に診てもらうのを渋ったため、前立腺がんの発見が遅れたというのだ。もし、彼がこの病気の初期症状(排尿時の違和感)に気づき病院に駆け込んでいたら――彼は今も生きていたかもしれない。

 以下、ジョーイは、脊髄に奇形腫を持って生まれ、その影響で脚の感染症に生涯苦しんでいたというし、ディー・ディーが深刻な薬物問題を抱えていたことは周知の事実だ。ではトミーは? 「彼はたぶん、運が悪かっただけ」と片付けられている。

 死んでなお、噂の絶えないラモーンズ。「ペット霊園に埋葬されたかないね。テメーの人生、もういっぺんやるなんざ、ヤなこった」と歌っていたが、今ごろは草葉の陰で不敵に微笑んでいたりして……。

提供元・TOCANA

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