
2025明治安田J2リーグで現在2位を走るRB大宮アルディージャは、3月26日にNACK5スタジアム大宮(埼玉県)で開催されるYBCルヴァンカップ2回戦のいわきFC戦(J2現19位)を前に囲み取材を行った。
23日に行われたJ2第6節水戸ホーリーホック戦(2-0)では、先制点がなかなか奪えない状況下で長澤徹監督の采配がゲームを動かした。67分にFWオリオラ・サンデー、70分にMF中山昂大、78分にDF安光将作を続けて投入すると、80分にFWサンデーが相手GKとの1対1を冷静に沈め先制点を挙げ、83分にはDF安光、MF中山らが絡んだ左サイドからの攻撃を起点にFW杉本健勇がスーパーゴールで追加点を挙げ2-0と快勝。
後半投入された選手たちがゲームを動かすなどリザーブ選手のクオリティの高さが光った大宮。チーム内での競争について問われた長澤監督は「基本20人でゲームに行くんですけど、そこでは『全員がレギュラー』と伝えています。先発、リザーブと選手を区分けすると思うんですが、こちらの頭の中ではそうなっているからと伝えています。20人が『最初から出るのか途中から出るのかの違い』と捉えてほしいと伝えている中で、全員が良い準備をしてくれている。本当にここまで頑張っているんじゃないのかな」とコメントした。
26日に戦ういわきFCについて問われると「(縦に)前進する力が強いチーム。ハードワークを誰一人サボっていないなと映像で確かめていますので、非常に力強いチームだと思っています」と警戒し「基本的に(攻撃を)受けてしまうと持っていかれてしまうチームなので、そこは我々らしく押し返せる準備をしていく。やり合う展開になっても決定力で勝負を勝ちきる準備はしていきたい」と自信も覗かせた。
いわきFCに勝てば、次はFC東京(J1)との対戦になる。それについて監督は「勝った後に考えます。今から意識してもろくなことがない。現場はいわき戦一択です」と目前の一戦に集中を示した。