
アビスパ福岡は3月24日、DF小田逸稀の負傷を公式発表。右ひざ外側半月板損傷により、およそ6カ月の離脱となる見込みだ。同選手は過去のサンフレッチェ広島戦でMF満田誠(現ガンバ大阪)へのスライディングタックルを見舞っていただけに、今回の負傷離脱を受けて、一部から広島戦での一件を意識した声が湧き起こっている。
2023年5月7日に行われたJ1第12節の広島対福岡では、満田が前半11分にピッチ中央付近でパスを受けようとした時、背後から小田のスライディングタックルを受けると、右足が相手選手の両足に挟まれて転倒。途中交代を余儀なくされると、右膝前十字靭帯部分損傷により長期離脱を余儀なくされた。
この一件を巡っては、小田のSNSアカウントに過度な批判や誹謗中傷が殺到。満田が2025年2月27日に広島からG大阪へ期限付き移籍した後も、当該シーンがネット上で拡散され、小田のプレーやイエローカードという主審のジャッジに対する批判が相次いでいた。
小田の負傷を受けて、ネット上では同選手の回復を願うメッセージが多く寄せられているが、広島サポーターとみられる一部のSNSユーザーからは、満田の名前を伏せた上で同選手に対する否定的な声が上がっているほか、今後広島戦で同選手との直接対決を望むメッセージもある一方、広島対福岡のスライディングタックルについて煽るような投稿を控えるよう呼びかけるコメントも散見される。
現在26歳の小田は、2023年に鹿島アントラーズから福岡へ移籍。2025シーズンはここまでJ1リーグ戦1試合の途中出場にとどまっているだけに、以前から同選手の状態を心配する声が上がっていた。