日本代表 写真:Getty Images

 3月25日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のサウジアラビア戦を前に、W杯出場を決めたFIFAランキング15位の日本代表。9月以降の国際親善試合では、メキシコ代表やコロンビア代表と対戦する可能性が報じられているが、韓国代表も日本のW杯ポット2入りの可能性に影響を与えそうだ。

 日本は2025年6月の最終予選でオーストラリア代表、インドネシア代表と対戦すると、9月から11月にかけて国際親善試合6試合を実施。FIFAランキング20位以上であるメキシコ代表、アメリカ代表とのマッチメイクが取りざたされているほか、10,11月開催のキリンチャレンジカップ2025ではホームにコロンビア代表、ウルグアイ代表を迎え撃つ可能性があるという。

 ただ、2025年7月に行われるEAFF E-1サッカー選手権(E-1選手権)決勝大会も、FIFAランキングのポイントを計算する上で無視できない。同大会には韓国、中国、香港が参戦。総当たり方式によりタイトルを争うが、日本はMF久保建英(レアル・ソシエダ)をはじめ主力選手を招集しない可能性が高いとみられる。

 一方、韓国は2025年3月の最終予選前の時点で、FIFAランキングで日本から67.34ポイント差の23位。北中米W杯開催3か国がいずれも2桁順位であり、ポット2入りの目安が「ランキング23位以上10位以下」とみられるだけに、ポット3転落の可能性は十分ある。ポット2枠の確保へ、E-1選手権でも可能な限りベストメンバーを揃えて、格上の日本へ挑むかもしれない。

 北中米W杯出場を決めただけに、コロンビアやメキシコといった、FIFAランキングで同等もしくは格上の代表チームとマッチメイクすることを求める声は多い。ただ一方で、韓国が日本のFIFAランキングやW杯のポット分けに影響を与える可能性も排除できない。