中島洋太朗 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島所属MF中島洋太朗は、スペイン遠征に臨むU20日本代表で選外に。FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合に向けての日本代表(森保ジャパン)にも招集されなかったが、日本代表OBからA代表選出待望論が噴出。広島・日本代表OBの槙野智章氏は、ドイツ2部ケルンからの関心、欧州移籍が噂されている同選手の去就に言及した。

 テレビ朝日スポーツの公式YouTubeチャンネルでは、3月24日に「絶対に負けられない座談会」が公開。日本代表OBの内田篤人氏、松木安太郎氏、槙野氏、元日向坂46で女優の影山優佳さんが、今後の日本代表について議論を交わしている。その中で、「W杯出場決定後に日本代表で見たい選手」に、内田氏が中島の名前を挙げると、ケルンOBでもある槙野氏はこう語っている。

 「中島洋太朗と俺は同じマンションに住んでいて、(彼が)3歳の時から知っている。よく駐車場や家でも一緒にサッカーしていた。めちゃくちゃうまかったけど、すごく真面目でサッカーに対して繊細。もうヨーロッパのあるクラブから声かかってますから」

 中島に欧州移籍の可能性があることを明かした槙野氏だが、これには内田氏も「僕も何個か聞いてますよ」とコメント。すでにサッカー関係者から同選手の去就について情報を仕入れたものとみられる。

 現在18歳の中島は、2023年9月に17歳4か月という若さで広島トップチームとプロ契約を締結。2024シーズンのJ1リーグ戦で12試合に出場したほか、U20日本代表の一員としてAFC U20アジアカップに参戦。準決勝までの全5試合中4試合でプレーするなど、国際舞台でも存在感を発揮している。

 その中島の去就を巡っては、ドイツメディア『GEISSBLOG』が2025年1月にケルンからの関心を報道。これによると、ケルンのコーチングスタッフが来日して同選手のパフォーマンスを視察。クラブは「6桁なかば」の移籍金を支払う用意があるというが、記事では「中島の獲得は、2025年夏まで難しい。広島との契約は2027年1月まで残っている」などと綴られている。