代表が起点となり、全社的に採用活動に注力
――貴社で働く魅力については、どのように周知を図っていったのでしょうか。
当社では採用部門だけでなく、各事業部門のメンバーも積極的に採用・広報活動に携わっています。この全社的な取り組みの原動力となったのは、当社の代表である田中の存在です。田中は2023年頃から、SNSや各メディアなどを通じて、当社の未来をともに創る仲間を見つけ出すための情報発信を率先して行ってきました。
このような取り組みにより、全社的に採用への意識と機運が高まりました。その結果、社員が自社サイトなどを通じて主体的に情報発信を行い、働き方や想いを広く共有することで、より多くの方々から関心を寄せていただけるようになったのです。
――そのような活動の結果、多数の応募があるなかで、どのような採用基準を設けているのですか。
当社では、個人の積み重ねてきた経験と実現したい想いを重視し、ともに働く仲間を見出してきました。そのため、年齢や学歴は採用の判断基準としていません。
現在、社員の中心は30代から40代ですが、これは意図的なものではなく、今年でいえば20代から60代まで、幅広い年齢層の方々が入社しています。当社の社長も高専卒で、創業期のメンバーにも複数の高専卒業生がいます。名門大学出身だからという理由での採用は一切行っていません。
その上で、当社の大切にする価値を「3つのバリュー」として示し、これらを実践できる人材を採用する方針をとっています。
<3つのバリュー> 1.肯定ファースト:相手の話を肯定的・受容的に受け止めた上で、提案や議論する 2.リード&フォロー:時にはリーダーとして、時にはフォロワーとして、一人ひとりが自律して行動する 3.伝わるまで話そう:相手に伝わるまで話すことや、わかるまで聞くことを通して、お互いの期待を明確化し、すれ違いを起こさない
能力が優れていても、これらの価値観と大きく異なる方については採用を見送らせていただくことがあります。
最近では、優秀なエンジニアの方々に入社いただいているおかげで、「あの方もさくらインターネットに入社されているなら、詳しく話を聞いてみたい」という好循環が生まれています。今後も、働きやすい環境とやりがいのある事業を実現し、採用活動に注力していきたいです。
(文=福永太郎/編集者・ライター)
提供元・Business Journal
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