中島洋太朗 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島・浦和レッズ・ヴィッセル神戸・日本代表OB槙野智章氏の古巣であるドイツ2部ケルンが、日本ツアー開催を検討している模様。同クラブには先日、業務提携先の広島からU19日本代表MF中島洋太朗を獲得する可能性が報じられていた。

 ドイツ紙『express』は3月22日に「2021年にサンフレッチェ広島と提携を結んだケルンは、日本ツアーを計画している」と報道。時期については、「2025年秋の予定だったが、数か月延期され、2026年3月の代表ウィークになる」としているが、日本ツアー実現の条件として「2024/25シーズンにブンデスリーガ昇格」があるという。

 ケルンは奥寺康彦氏、FW大迫勇也(現ヴィッセル神戸)、MF長澤和輝(現ウェリントン・フェニックスFC)、FWルーカス・ポドルスキ(現グールニク・ザブジェ)、槙野氏らの古巣。2024/25シーズンのドイツ2部リーグ第26節終了時点で、首位ハンブルガーSVから勝ち点1差の2位と、ブンデスリーガ自動昇格圏内につけている。

 また、ケルンの専門サイト『GEISSBLOG』は2025年1月、同クラブが中島に関心を寄せている可能性があると報道。すでにコーチングスタッフが来日して中島のプレーを評価しているほか、ケルンは「6桁なかば」の移籍金を支払う用意があるという。それだけに、日本国内屈指の逸材が将来、ケルンの一員としてJクラブと対戦する可能性もある。

 2026年3月にケルンが日本国内でJリーグクラブと親善試合を開催するとなれば、北中米W杯本大会を間近に控える日本代表の親善試合と、日程が被る可能性も考えられる。

 2025年3月20日には、W杯アジア最終予選の日本代表対バーレーン代表と、YBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦の一部試合の「同日開催」が話題に。賛否含めて様々な意見が湧き起こっているだけに、2026年3月にケルンの親善試合と代表戦の日程が被る場合も、ファン・サポーターの間で同様の議論が繰り広げられるかもしれない。