
明治安田J1リーグ第10節の町田ゼルビア対浦和レッズは、4月13日に国立競技場で開催。『THE国立DAY』として、Jリーグの無料招待企画の対象である一戦のチケット一般販売は、3月23日正午にスタートの予定だが、価格変動制(ダイナミックプライシング)によるアウェイ側(浦和側)の価格が高額だと話題を呼んでいる。
町田は3月11日、公式サイトにて浦和戦のチケット販売情報をアナウンス。ダイナミックプライシングの標準価格として、ビジターサポーターズシート(アウェイ側)で大人1名あたり3300円、小中高生1名あたり950円で案内している。しかし、Jリーグチケットの公式サイトによると、アウェイ側のチケットが大人1名あたり約5,000円で販売される模様。小中高生についても1名あたり約2,500円とみられる。
ネット上で、クラブ公式サイトのダイナミックプライシング標準価格一覧表と、Jリーグチケットの公式サイトページのスクリーンショットが拡散されると、クラブ公式サイトに記載されていた価格よりも高額な設定に対する否定的な意見な噴出。ダイナミックプライシング自体の廃止を求める声も上がっている。
これらにくわえて、アウェイ側のチケット購入を予定している人々に向けて、価格の下落を狙う目的で購入を当面見合わせるよう求める声も。高額なチケット価格設定の一方で、1万人規模の無料招待企画の実施に対する異論も湧き起こっている。
ダイナミックプライシングは2020年の新型コロナ感染拡大以降、北海道コンサドーレ札幌やアビスパ福岡など多くのクラブで導入。ファン・サポーターからは、チケットの値段の高さを理由に、以前からダイナミックプライシングに対する反対意見が相次いでいる。