ビクター・オシムヘン 写真:Getty Images

 ユベントス(イタリア1部)は16日に行われたセリエA第29節でフィオレンティーナ(イタリア1部)と対戦するも、0-3で完敗。その前の試合ではアタランタ(イタリア1部)に0-4で敗れるなど、バウンスバックに失敗しており、チアゴ・モッタ監督の去就も騒がれはじめている。

 ユベントスには現在、3人のストライカーが在籍しているものの、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)からレンタルで加入中のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニには買い取りオプションはない。加えて、控えに降格したセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチにも退団の可能性が浮上しているほか、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクも負傷離脱を繰り返している。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ユベントスのフットボールディレクターを務めるクリスティアーノ・ジュントーリ氏は前線の刷新を行う必要があると考えている模様。そして、ナポリ(イタリア1部)からガラタサライ(トルコ1部)にレンタル移籍中のナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンをターゲットにしているという。

 今季はここまで公式戦30試合で26ゴールを記録しているオシムヘンには7500万ユーロ(約121億8,000万円)の契約解除金が存在しているものの、これはイタリア国外クラブにのみ有効だという。ただ、ユベントスはまだ同選手の保有権を所持するナポリとは接触してはいないようだ。

 なお、オシムヘンにはPSGを含めた複数クラブが目を光らせているとのこと。昨夏にはチェルシー(イングランド1部)移籍が直前で頓挫し、最終的にガラタサライへと新天地を求めることになったナイジェリア代表FWは今夏にどのクラブへと移籍するのだろうか。