
FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を3試合残して、W杯出場を決めた日本代表。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)など豪華メンバーを擁しているものの、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏はFW上田綺世(フェイエノールト)の出来に納得していない模様。MF鎌田大地(クリスタル・パレス)の起用法にも言及している。
闘莉王氏は21日、自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」を更新。バーレーン戦でスタメン出場の上田について、鎌田の先制ゴールを演出したポストプレーを「唯一良かったプレー」とコメントすると、「くさびのボールの出し手と受け手のタイミングが全く合っていなかった」などと厳しく評価している。
前線のメンバーについて、闘莉王氏は過去に「鎌田大地を前線1トップで起用しても良いのでは?」と提言していたが、バーレーン戦を終えた後も「今日の上田のプレーを見ると、前線1トップがまだ決まらないなと(感じる)。森保監督は上田をプッシュしているが、やっぱり安定感がない。怖さも全くない。上田より町野の方がやってくれそうな感じがした」と不満を覗かせている。
その上で、闘莉王氏は鎌田のベストポジションを訊かれると、「ダブルボランチは(遠藤航と守田英正で)決まっている。今日の久保建英を見ると、そこも決まっている」とコメント。シャドウの一角でMF南野拓実(ASモナコ)とポジション争いを繰り広げる可能性に言及しつつも、「森保監督が一度、フォワード(前線1トップ)で試すこともあると思う」と私見を述べた。
なお、日本代表の前線では上田、FW前田大然(セルティック)、FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)、FW古橋亨梧(スタッド・レンヌ)がメンバー入り。FW小川航基(NECナイメヘン)やFW浅野拓磨(RCDマジョルカ)らが落選している。