日本代表 写真:Getty Images

 日本代表は3月20日、バーレーン代表に2-0で勝利し、2026FIFAワールドカップ(W杯)出場を世界最速で決めた。欧州予選がまだ始まっていない段階でW杯出場を確定させたことも手伝ってか、オランダ1部のフェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世に、オランダメディアも注目している。

 埼玉スタジアム2002で行われたバーレーン戦で日本代表は、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)とFW久保建英(レアル・ソシエダ)のゴールにより2-0で勝利。残り3試合を残してW杯出場を決定づけた。また、試合終了間際に森保一監督が交代で下げた上田は、ここ9試合で8得点を記録し、その得点力が代表チームにおいても証明されている。

 オランダのサッカーメディア『Soccernews.nl』は「上田は荷造りを始められる状態だ」と報じた。この表現は通常「退団する」「移籍する」ことを意味する慣用表現だが、日本のW杯出場確定に基づき、上田がW杯出場に向けて荷造りを進めることができる状況を指している。

 一方、オランダ代表はまだW杯欧州予選の対戦相手すら決まっていない状態だ。UEFAネーションズリーグでのスペイン代表との準々決勝2連戦(3月21、24日)が終わるまでグループが確定しない。21日に行われたファーストレグは2-2の引き分け終わったが、もしオランダがスペインに2戦合計で勝利すれば、グループE(トルコ、ジョージア、ブルガリア)。敗れた場合はグループG(ポーランド、フィンランド、リトアニア、マルタ)に回ることになる。