
今季のラ・リーガで首位に位置するバルセロナ(スペイン1部)の攻撃の要として活躍しているブラジル代表FWハフィーニャが、昨夏に退団を検討していたことを告白。しかし、今季から指揮を執るハンジ・フリック監督の存在が大きかったことを明かしている。
2022年夏にリーズ・ユナイテッド(イングランド2部)からバルセロナに加わったハフィーニャは、シャビ・エルナンデス前監督の下でも準主力としてプレーしていたが、クラブが財政難を抱えていたことから昨夏には売却候補に含まれていた。
しかし、残留した今季はここまでの公式戦42試合に出場して27ゴール20アシストと圧巻のスタッツを残している。同選手はブラジル『グローボ』のインタビューで「思い通りいかず、自分の実力を十分に発揮できないシーズンを過ごしていた。ファンからは『もう出ていくべきだ』とか、『クラブにふさわしくない』という声があったし、毎日のように移籍の噂が流れていた。そんな状況だったから、僕自身も移籍を真剣に考えた」と退団を検討していたことを明かした。
しかし、「コパ・アメリカが終わった後、ハンジが僕に電話をくれて、『決断を下す前に、一度練習に参加してほしい。話がしたい。君を戦力と考えている』と言ってくた。この言葉が残留をするうえで大きなポイントだった」と指揮官からの連絡で残留を決断したという。
最後に「妻とも話し合い、もし監督がフェアな人で、練習での努力を評価してくれるなら、一週間で僕の良さを理解してもらえるはずだと伝えた。そうすれば、彼も僕を残したことを後悔しないだろうと。結果的に、うまくいったと思うよ」と結果的に残留したことが正解だったと感じているようだ。