日本代表 写真:Getty Images

 日本代表は3月20日夜のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でバーレーン代表を下し、W杯出場権を獲得。DF長友佑都(FC東京)らが喜びをあらわにする一方、埼玉スタジアムのホームゴール裏で掲げられた横断幕の内容が話題に。YBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦との同日開催を巡り、議論が白熱している。

 ゴール裏では、W杯出場決定後に「Jと代表の同日開催 本当にこれで良いのか?」と書かれた白い横断幕が掲出。横断幕の下には「ULTRAS NIPPON」と書かれた青い横断幕もある。

 この日は奈良クラブ対FC東京などルヴァンカップ1stラウンド1回戦13試合が、14時キックオフで実施。代表戦は19時35分キックオフと、試合の時間帯は被っていないものの、代表戦当日にあまり例を見ない同日開催は、ルヴァン杯のキックオフ前から話題になっていた。

 埼玉スタジアムのゴール裏の様子は、画像によりネット上で拡散。同日開催に疑問を投げかける横断幕の内容に賛同のメッセージが寄せられる一方で、Jリーグクラブの試合日程を考慮した上での決定と考え、同日開催を前向きに捉える意見も。森保ジャパンに招集されているJリーガーが少ないだけに、ルヴァン杯参戦クラブの戦力に与える影響が小さいことも指摘されているほか、選手目線での問題提起ではないとして、横断幕の内容に異論を唱えるコメントも湧き起こっている。

 なお、今回の同日開催を巡っては、奈良クラブ対FC東京、ヴァンラーレ八戸対アルビレックス新潟のアウェイ側でも同様の横断幕が掲出。女子日本代表(なでしこジャパン)OBの岩渕真奈氏は、ルヴァン杯の試合中にXで「代表の試合の日程とその他の試合が被るのってどうなのー。サポーター的にもメディア的にも不便不都合が多そう」などと投稿していたが、こうした意見にも否定的な意見が相次いでいる。