攻撃陣がJ2随一であることは昨年すでに証明済み。その上で守備陣の補強の成果が早くも出ていることは長いリーグ戦を戦うにあたり大きな収穫と言えることから第3位とした。今季こそ昇格を成し遂げられるのか、優勝候補の一角でもあるだけにその戦いぶりから目が離せない。

2位:RB大宮アルディージャ
昨季クラブ史上初めてJ3を戦い、見事優勝でJ2復帰を果たしたRB大宮アルディージャ。今冬は昨年期限付きで加入し活躍したFW杉本健勇、MF泉柊椰といった選手たちが完全移籍へと移行し、さらにJ1クラブから複数の選手を補強して強化を図り2年ぶりのJ2に臨んでいる。
その選手層の厚さからダークホースとしても期待された大宮。ここまでの5試合は4勝1敗と上々の立ち上がりを見せている。新加入選手で特に存在感を放っているのは、昨季横浜FCで25試合に出場しJ1復帰に大きく貢献したDFガブリエウ。守備はもちろん、後方から効果的な縦パスで攻撃面での活躍も光る。また、同じく横浜FCより加入のFWカプリーニや、京都サンガから加入したFW豊川雄太、MF谷内田哲平らもそれぞれ試合に絡んできており、今後まだまだチーム力は上がっていくことが予想される。
昨年、J2昇格の立役者となった選手たちがチームに残り、さらに今季は開幕から大卒2年目のFW藤井一志が覚醒。そこへ新戦力が早くもチームにフィットしはじめ、開幕からの戦績も含めてすべてが上手く回っていると言っても過言ではないことから第2位とした。このままJ1復帰まで一気に突き進むことができるのか注目だ。

1位:カターレ富山
昨季のJ2昇格プレーオフ決勝では、後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを挙げ11年ぶりのJ2復帰を決めたカターレ富山。直近3シーズンはいずれもJ3で上位にいながら、あと一歩届かなかったJ2への堅い扉をようやくこじ開け、勢いそのままに今季は現時点で4位と好スターを切ることに成功している。