人は生きていく中で、多かれ少なかれ他者の評価を気にするもの。社会的な動物として、私たちは無意識のうちに他者との関係を築き、維持するための行動を選択しています。その中で「自分を偽ってでも他者に好かれるべきか、それともありのままでいるべきか」という問いは非常に深い問題であり、また現代社会における人間関係のあり方に対する根本的な問いでもあります。
そこでSirabee取材班は、「自分を偽って好かれるか、嫌われるかもしれないけれどありのままを見せるか」について聞いてみました。
■偽って好かれる
「会社ならプライベートまで付き合うことがないから、偽って好かれた方が得じゃない? むしろある程度いい人を演じてないと、自分に不利だと思う。自我を出して言いたい放題でわがままな人、露骨に感情を出す人は社会で生きづらいでしょ」(30代・女性)
「どこまで偽るかにもよるけど、結婚対象でない相手、表面的なご近所付き合い、たまにしか会わない友達なら、少しくらい偽善者ぶっておいた方がいい気もする。本音と建て前を上手に使っていかないと亀裂が生じやすい」(20代・女性)