
かつてFC東京、松本山雅FCに在籍していたブラジル人FWジャエルはおよそ1年にわたりフリーだが、ここに来てブラジル国内クラブへ加入の可能性が浮上。無所属期間はYouTuberとして活動していたという。
同選手は2019年にグレミオからFC東京へ完全移籍。来日1年目にJ1リーグで15試合の出場にとどまると、2020年に松本へ期限付き移籍。その松本でもJ2リーグ戦14試合の出場という結果に終わり、2020シーズン限りで退団。FC東京との契約は2022年1月まで残していたが、双方合意のもと契約解除している。
松本、FC東京退団後はセアラーSC、ナウチコ、アヴァイFCなどブラジル国内クラブを渡り歩いていたが、ECアグア・サンタの一員として迎えた2024シーズンは、パラナ州選手権でスタメン出場1試合にとどまり、同年4月に退団。以降はおよそ1年間無所属状態だ。
2025シーズン開幕後もしばらく所属クラブが見つからなかったジャエルだが、ブラジルメディア『abc』が3月18日に伝えたところによると、同国のECノヴォ・アンブルゴへ加入する可能性があるとのこと。アンブルゴは5月開幕のリオグランデ・ド・スル州選手権A2にむけて、複数の選手を獲得する見込みだが、記事では「ジャエルはピッチから離れている間、釣りに熱中しており、水上でのひと時を共有するYouTubeチャンネルも開設している」などと、YouTuberとして活動していることもあわせて伝えている。
2021年3月、ブラジルメディア『O POVO』のインタビューで「日本では多くの問題を抱えたよ。僕は1年目に怪我をしてしまったけど、彼らの僕に対する扱いは間違っていた」と、FC東京のスタッフを批判したジャエル。36歳となった今もなお、プロサッカー選手としてのキャリアを続けるようだ。