強豪ヤンキース、レッドソックスら人気球団がそろうMLBアメリカンリーグ。今年もいよいよ開幕が迫るなか、このリーグに参戦する日本人選手を紹介していきたい。

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【菊池 雄星/ロサンゼルス・エンゼルス】
  今年で7年目、4チーム目となるエンゼルスでは移籍初年度ながら、開幕投手に指名されている。昨年はシーズン途中でブルージェイズからアストロズに移籍したが、どちらでも活躍。合計9勝を挙げ、2023年の11勝には届かなかったが、安定感のあるピッチングでローテを支えてきた。これまで所属チームはすべてアメリカンリーグであり、その意味では移籍しても大きな不安はない。2度目の2ケタ勝利なるか注目したい。

【吉田 正尚/ボストン・レッドソックス】
  メジャー2年目となる昨年は、デビュー年より成績を若干落とした格好。140試合出場を果たした2023年に比べて108試合にとどまったことも影響したか。今年は肩の具合次第だが、DHのライバルもいてさらに出場機会が限られる可能性も。ただ、オープン戦はここまで打撃好調できており、外野守備につけるようになれば、自ずと成績も上がってくるはずだ。

【菅野 智之/ボルティモア・オリオールズ】
  読売ジャイアンツから満を持して、海を渡った右腕。昨季15勝を挙げ、チームの柱だったコービー・バーンズがダイヤモンドバックスに移籍し、新戦力を欲してるチームとしては、イニング・イーターでもある菅野に期待するところは大きいだろう。昨季13勝のグレイソン・ロドリゲス、同じく10勝のザック・エフリンらと豪華ローテーションを組めればチーム躍進のカギとなれる。

【前田 健太/デトロイト・タイガース】
  今年36歳、すっかりベテランの「マエケン」だが、2024年はわずか3勝(7敗)に終わり苦しいシーズンとなった。今年も先発ローテ入りを目指すが、昨年18勝を挙げた生え抜きのタリク・スクバルなどライバルも多い。ローテ競争を勝ち残れるか、正念場だ。