まだまだ自由に海外旅行へ行けない現実。。実はずっと気になっていたのに行けていないスポットがあり、今回訪れてみました。
東京の代々木エリアで海外旅行をした気分に浸れて、想像以上に息を飲むような空間があるんです。
そんな私のおすすめスポット入りをした「東京ジャーミイ」をご紹介します。
東京ジャーミイとは?
トルコのイスラム教礼拝堂ですが、宗派を問わず見学を受け入れていたり、トルコと日本の友好関係の強化に努めている文化センターの役割もしていたりするこちらの施設。

「東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターは、極東におけるイスラム文明とトルコ文化を代表する重要な拠点です。2000年の建設以来、当モスクは様々な国籍の訪問者を迎えてきました。この間、特にトルコと日本の高官を含む多くの国の高官が東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターを訪れました。
建築と芸術のユニークな例を提供しています。オスマン帝国時代の建築様式に則って建てられた東京ジャーミイは、ミナレット、ドーム、芸術作品などを通じて街を活性化させています。この活動的なセンターは、礼拝のためにモスクを訪れる信徒と、イスラム教やイスラム芸術について学びたい訪問者の両方を惹きつけています。
そのため、当モスクはイスラム教徒と非イスラム教徒の両方にサービスを提供しています。
世界的に有名な旅行サイトでの訪問者の投票によって、日本で無料で入場できる必見スポットの第4位にランクインしました。」(東京ジャーミイ 公式サイトより引用)


アクセスの良さもまた行きたくなるポイント
小田急線・千代田線 代々木上原駅下車。井ノ頭通りに出て、小田急線の高架下を通り、徒歩5分です。(奥にローソンが見えます。)
東京ジャーミイ
- 住所:東京都渋谷区大山町1-19
- TEL:03-5790-0760
見学に訪れる前にチェックを
毎日10時から18時まで開館しております。信徒以外の方もお気軽にお越しください。
個人、少人数でのご見学の場合は予約は不要です。
開館日:年中無休 平日土日祝日開館しております。
開館時間:通常の礼拝の時間でも礼拝堂をご見学いただけます。
礼拝時間
月曜 10:00~18:00
火曜 10:00~18:00
水曜 10:00~18:00
木曜 10:00~18:00
金曜 10:00~18:00 ※信者以外の方は14:30~18:00
土曜 10:00~18:00
日曜 10:00~18:00
祝日 10:00~18:00
※ 金曜日の昼頃には集団礼拝が行われます。
参加される信徒の方を除き、金曜日の一般のご見学は14:30以降で可能です。
※ ハラールマーケットは19:00まで開店しております。礼拝中は一時閉店します。
日本語ガイド付きツアーあり。予約不要
毎週土曜・日曜・祝日 14:30~(所要時間45分~60分程度)
見学に関する注意
1. 撮影等について:
‐ 個人での写真撮影は携帯電話付属のカメラでのみ可能です。来館者の方々や信徒の方々、また礼拝中の方々を被写体にすることは禁止です。
2. 服装について
礼拝場は信徒が礼拝を行なう神聖な場所です。女性の場合は、礼拝場に入る前にスカーフの着用をお願いしております。ご自宅からストールかスカーフ(色、柄、形は不問)をご持参いただき、長袖・長ズボン、ロングスカート(足首まで隠れるもの)等、身体の露出の少ない服装でお越し下さい。
また、ショートパンツ、キャミソール、タンクトップ、ミニスカート等での入場はご遠慮ください。
男性の場合も、膝上のショートパンツやタンクトップでの入場はご遠慮ください。1階ホールでは女性のスカーフは不要ですが、同様の服装を心がけてください。
※未就学児のお子さまは服装規定はございません。
※スカーフをご持参でない女性向けに貸し出しを行っています。短い服装の場合も体を覆うことができる貸し出し用のコート(アバヤ)があります。礼拝場の正面入り口横に備えつけてありますのでご利用ください。
入口を入った所に黒いスカーフや大人から子供サイズまでのアバヤが置いてあります。
異国を感じたい娘はアバヤにスカーフまでしっかりお借りし喜んで身に付けていました。まるで映画の世界を体験?できたようで。。
貴重で良い機会です!

3. 礼拝場での諸注意
‐ 礼拝場の上階は、女性専用の礼拝場所となっております。男性の入場はご遠慮ください。
建物内をご紹介

素敵すぎるドアをドキドキしながら開けると、すぐに異国空間が広がっていました。

書籍やイベントのお知らせなど見どころたくさん。すでに入口で立ち止まってしまいます。
奥に進むとお手洗いがあります。礼拝へ行く前にふと入るとトイレに併設し銭湯のような風景が!!ちょっと驚いてしまった。。
気になって、そこにいたスタッフさんに何をするか聞くと、礼拝の前に体を清める場所だそう。
シャワーが10個程あり、腕や足、顔など衣類から出る場所全てを洗い礼拝堂へ向かいます。
こちらは信徒の方のみで、見学する私たちが洗わなくてはいけないルールではありませんでした。興味ある方は体験してみては?!洗い方や順番等は掲示されています。
パレスチナチャリティーイベント
たまたまイベントが催されていました。アラブコーヒーや手作り雑貨など販売していて、売上はパレスチナ支援金に使われるそうです。
無料のイベントで、こちらでは戦争中の現状を描いた絵がたくさん展示されていたり、子供の「戦争ってなに?」の疑問に分かりやすく伝えてあげられる本の販売がされていたり、色々考えさせられて言葉を失いつつ、じっくり見させていただきました。

皇室の方の伝統衣装が見られたり、伝統楽器の演奏もありました。

アラブコーヒー(アラビックコーヒー)の特徴は?
浅く炒ったコーヒー豆をカルダモンというスパイスと一緒に煮出し独特な香りが特徴のコーヒーです。
階段で2階の外へ。


素敵なカフェのテラスの様な空間。礼拝堂が青空に映えるんです!!
この日は快晴で、とにかく気持ち良い場所でした^^
コーヒー片手にいつまでもいられそうな2階には、礼拝堂の入り口があります。
いよいよ中へ。。
礼拝堂

これまた素敵な扉を開けるとさらに異国空間。
とにかく礼拝堂が素敵すぎる!!
一瞬で日本にいることを忘れてしまいます。
大袈裟じゃありませんよ。ぜひ一度見てほしい風景なんです。

アバヤを被り、靴を脱いで入ります。
お城のようで興奮しつつも、礼拝中の方もいるので、静かに邪魔をしないよう見学させていただきます。
1つ1つ時間をかけてじっくり見学。細かい色使いも素敵でした。
晴れの日には陽が差し込み、ステンドグラスが明るく輝くのでおすすめ。夕暮れ時もまた綺麗そうですね。


男性は登れませんが、狭いらせん階段をくるくる登り2階へ。

2階から下を覗きたかったのですが、膝下くらいまでの柵のみのため、子供でも落ちそうで怖いです。。ご注意を。

上から座って見下ろす礼拝堂、なんだか心が落ち着く気がします。
私自身、信仰はありませんが、こうしてゆっくり時間が流れる空間で、せわしない日常を忘れ、心を落ち着かせるっていいですよね。日本の神社やお寺と世界共通。とても良い機会でした^^
まだまだ静かに座って眺めていたい空間でしたが、子供たちはそうもいきません。。走り出さないかハラハラしながら、ひと通り見学し、後ろ髪惹かれつつ退出。
許されるなら寝転がって天井のステンドグラスをぼーっと眺めたいな〜。
注目されるスポットというのも納得です。本当に美しい礼拝堂でした。
ハラルマーケット
1階に降りると小さいマーケットも併設されています。
コンビニ程度の大きさですが、トルコ食材から日本食、世界各国の食材が豊富に並んでいます。珍しい食材ばかりで海外旅行をしている気分。
そこで体験に、と気になっていたトルコの伝統菓子「バクラヴァ」を購入。

<バクラヴァ>
バクラヴァとは?
フィロと呼ばれる紙よりも薄い生地にピスタチオなどのナッツ類をはちみつで和えた具材を挟み、何層にも重ねて焼き上げ、仕上げに甘いシロップをかけた伝統菓子。
表面はサクッと、噛むとじゅわっとシロップが出てとにかく甘いのですが、ブラックコーヒーと一緒に少しずつ味わうと美味しい!思ったより癖はなく、やみつきになる食感と味でした。個人差があると思いますが。。
トルコのお菓子は、全体的に日本のお菓子に比べてとても甘味が強いのが特徴です。
詳しくないですが、知っているトルコ料理の中で私はレンズ豆のスープが好きで時々家で作ります。
他にも気になるお菓子がたくさん並んでいたのですが、またのお楽しみに。。ネット販売もしているみたいです。
誰でも利用できる休憩所も

1階に誰でも利用できる休憩スペースがあり、セルフサービスで無料の紅茶と1粒どうぞ、とデーツがありました。
礼拝後の締めはこちらでちょっと休憩。ありがたくどちらもいただきました。デーツって栄養豊富だし美味しいんですよね〜!
暖炉の様なスペースや噴水の様なものがあり、こちらの空間もまた素敵。
施設の方の温かさを感じ、ほっこり感謝です。
さいごに
いかがでしたか?ドキドキしながら訪れましたが、ドアの向こうは想像以上の異国空間。
一度訪れてみると、きっと「この圧巻の空間に感動」という気持ちを分かっていただけるかな〜と思います。
トルコに行ってみたい、思い出を振り返りたい、海外旅行に行きたい方、疲れた心を落ち着かせたいな~という方におすすめの施設です。もちろん子連れもOK!!
代々木上原駅周辺には、東京ジャーミイ以外にもオシャレなレストランやカフェ、お花屋さんなどが数多く点在しているので、見学後にランチや休憩、街歩きも一緒に楽しめますよ♪
※このエリアでは、ランチ営業は平日のみというレストランが多いので事前に調べてみてくださいね!
文・写真・mAriel/提供元・たびこふれ
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