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不動産視察に来ているカンボジア。今回のフライトはANAを使いました。経由するバンコクからはスターアライアンスのタイ航空です。

ビジネスクラスの機内サービスにはもはや期待していないので、機内食を今回も事前リクエストでヒンドゥーミールに変えてみました。これもさすがにちょっと飽きてきました。

機内サービス以上にクオリティが下がっていると感じるのが、羽田空港のビジネスクラス利用客用のANAラウンジです。

羽田の国際線第2ターミナルはまだ新しいので清潔ですが、ワインは安いスパークリングワインとペットボトルに入った赤白のワイン。日本酒も特に飲みたいような銘柄はありません。

食事はカレー、モバイルオーダーの蕎麦(写真)とブッフェスタイルの惣菜。

記念にカレーを食べましたが、後には食べたいと思うものがありませんでした。

ファーストクラス用の上級ラウンジであれば、サービスレベルはまだ高いのかもしれません。しかし今回のカンボジアビジネスクラス往復チケットは60万円以上しましたから、それなりのサービスを期待してしまいます。

日本の航空会社のビジネスクラスラウンジのクオリティを上げるためには、以前から書いているように利用客の絞り込みが必要です。

ビジネスクラスラウンジには、過去のフライト実績で永久利用を付与されたステイタスを持つメンバーが一定数存在します。スーパーフライヤーズ、JALグローバルクラブといったメンバー組織です。

どちらも1年間だけ「修行」と呼ばれる集中利用をすればメンバーになることができます。

一旦獲得してしまえばメンバー専用のクレジットカードを保有し続ける限り永久会員となります。その後はエコノミークラスの利用であっても、毎回ラウンジを利用することができるのです。

航空会社サービスに存在する「歪み」です。

このステイタス保有者の数は年々増えていき、ビジネスクラスラウンジの混雑の原因となっています。