元々僅かに残存していたのは藁葺き屋根に囲炉裏です。それは家屋の外に薪ストーブや暖炉のように大量の排煙を出していません。屋根の茅葺きがフィルタとなって家屋の外には殆ど出ません。

そのかわり家の中は燻製状態だったそうです(経験無いのでわかりません)。

それも50年くらい前にはほぼ潰滅したはずです。

薪ストーブや暖炉は現代の日本の住宅事情からみて、近隣じゅうに迷惑がかかるのが子供でも判ることだから、住宅地で煤煙臭気をまき散らすような薪ストーブや暖炉など、わざわざ設置するということ自体、少なくとも住宅地では「あり得ない事」でした。

ここ20年前後のブーム(某業界のしわざによる:詳しくは後日稿にて)になる以前は、この地域でも薪ストーブなど設置している家屋はこの地域では見たことすらありません。

「薪ストーブが元々多い」などは根拠の全く無い完全な虚偽情報です。ある業者の言う「元々普及している」などというのは完全な妄言です。

「湘南の冬の風物詩」というのは薪ストーブに携わる業者の販売促進のためのイメージ戦略のキーワードでしかありません。

元々無いのだから、「風物詩」などと煽ること自体、根拠の全くないことで迷惑千万です。

田舎暮らしに憧れて湘南に引越し、田舎だから薪ストーブや暖炉を設置してモクモクやってもいいのだ、薪ストーブ関連業者は「無煙無臭です」「住宅地でも全然OK」等と無責任極まりないセールストークを展開し、更にはそれを煽るような雑誌や多くの書籍までも登場しました。

それを真に受けて大きな勘違いをし、たとえ住宅地であっても、法律や条例が無いし、エコな事しているのだから文句を言うな我慢しろ、或る意味自分勝手でも問題ない、薪ストーブや暖炉をがんがん焚いて、おまけに廃材まで燃やして煤煙臭気モクモクやっても完全に許される、全く問題ない、何が悪いの?という人格を疑うような行動を許容するような間違った認識を植え付けてしまったことが彼ら扇動者の「自覚無き大罪」です。