浜辺には実に様々なものが漂着するが、米フロリダ州の男性が発見した人形は、見たものが思わず身震いするようなシロモノだった。2020年に地元ニュース局「News4Jax」が報じたその不気味な人形とは――。

■浜辺で拾った謎の人形

 2020年2月20日、フロリダ州ケープカナベラルの浜辺を散歩していたブルース・ロバートソンさんは、見慣れない漂着物を見つけ、拾い上げた。それはココナッツで作られた人形のようだったが、ひび割れた内部からは蛇の皮がのぞき、背中からは複数の手足と羽が生え、そして顔には人間の歯を埋め込んだ大きな口が開いていた。

漂着していた「ブードゥー人形」がガチで怖すぎると話題! 口の中に“人間の歯”…!
(画像=見つかった人形。画像は「News4Jax」より引用,『TOCANA』より 引用)

発見当時の心境を「本当に怖かった」と語るブルースさん。周囲にいた人々から「それはブードゥー教の人形だから壊すか捨てた方がいい」と言われ、その忠告に従って海に投げ捨てたという。

 だが、その後気になって友人と調査を進めたブルースさんは、また別の可能性にたどり着いた。あの人形はブードゥー教の呪いの人形などではなく、アフリカの神話に語られる神「アナンシ」を模したものだという可能性だ。アナンシはしばしば蜘蛛の姿をしており、天地創造や人間に農耕を教えた神として語られてきた存在である。

「(アナンシは)ガーナからカリブ海に連れてこられた奴隷たちの神で、幸運のお守りとして使われていたんです。ブードゥー教の人形ではないと知ってとても安心しました」(ブルースさん)

 ブルースさんはこの人形を再び見つける人がいたら、「それはブードゥー教の呪いの人形ではなく、アフリカの幸運の人形だと伝えたい」とも語っている。

■識者の見解は…

 ブルースさんは呪いの人形ではなくアフリカのお守りだったと自分を納得させたようだが、どうやら識者の見解は異なるようだ。フロリダ州ココアにあるアフリカ関係の書籍やグッズの専門店オーナー、ミシェル・デイビスさんはブルースさんとは反対の立場で、これはブードゥー教の儀式に使われた人形であると話す。

「彼らはココアでそれをやってるんです。ニューオリンズでもルイジアナでもフロリダでもやってます。ブードゥーは現実です」(ミシェルさん)

 人形の画像を見たミシェルさんは口の部分に人間の歯が埋め込まれていることに「気持ちが悪い」と話し、さらに人間の皮膚が使われている可能性まで指摘した。

 人間の歯を埋め込まれた謎のココナッツ人形は呪いの人形か、幸運のお守りか? 検証のためにも人形の再発見が望まれる。

提供元・TOCANA

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