全国珠算教育連盟は3月13日に、そろばん教室の経営や事業に20年以上携わる現役の先生を対象に実施した、「そろばんを習い始める時期の移り変わり」に関する実態調査の結果を発表した。同調査は、2024年12月3~18日の期間に行われ、286名から回答を得ている。

習い始めの時期は「小学1年まで」がほぼ100%
調査結果によれば、調査対象者の85.0%がそろばんを習い始める時期について「低年齢化している」と答えており、そろばん業界に40年以上携わるベテランの先生では、その割合が91.6%に達した。
そろばんを習い始める時期が「低年齢化している」と答えた人に、低年齢化する前は小さい子で何歳ぐらいから始めていたかを尋ねたところ、「小学1年生までに習い始めている」という回答が59.3%だったのに対して、低年齢化を感じた以降は何歳から始めるようになったかを尋ねた質問では、「小学1年生までに習い始めている」が99.2%に達している。

さらに、「未就学児(5歳以下)までに習い始めている」という回答は、低年齢化する前(27.6%)より50.2ポイント増の77.8%だった。なお、低年齢化する前は小学1年生~3年生の間に習い始めていた人が72.0%を占めていたという。

低年齢化が進んだとする意見が約6割に(画像=『BCN+R』より 引用)
低年齢化が進んでいると感じるようになった時期を尋ねたところ、「2015~2020年頃」(23.5%)がもっとも多く、「2010~2015年頃」(21.4%)がそれに続き、「2020年以降」(12.8%)を合わせた割合は57.7%に達した。
そろばん業界に40年以上携わるベテランの先生からの回答に限定して回答をみた場合でも、「2015~2020年頃」と「2010~2015年頃」が同率で最多となり、どちらも22.1%に達している。
提供元・BCN+R
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