■“パートリッジ川の怪物”はケラトサウルスなのか?
ひとまず一行は巨大な足跡が途絶えているパートリッジ川の河原に向かった。だが“その時”は予想よりも早く訪れた。巨大な足跡の主の姿をついに目撃することができたのだ。
二足歩行の巨大な生物は全長は15メートルほどで体重は40トンはあろうかという怪物で、体表はイノシシの毛皮のような粗い獣毛に覆われていた。大きな口には鋭い歯がびっしりと生えていて、鼻の上には1本のツノが突き出ていた。
彼らはこの時、辺りを歩き回り斜面を登るこの巨大な獣の様子を10分以上にわたってじっくり観察することができたという。息をのみつつも綿密に観察できた彼らは、この生物はティラノサウルスなどのような“恐竜”であり、かつて北米大陸にいたとされるケラトサウルス(ceratosaurus)であると確信するに至ったという。

この後彼らは探索を断念してキャンプ地に戻ったのだが、さらに人数を増やし武装を固め、再びこのモンスターに対峙することを画策するも、残念ながら周囲の理解を得られず、この件はこれでいったん終了となった。
しかし興味深いことに宣教師のラヴァニュ氏は別の年にもう一度同じ場所でこのモンスターを見たと話している。季節は冬で、凍った川沿いを歩いていた怪物は、口に死んだカリブー(トナカイ)をくわえていたという。
その後に“パートリッジ川の怪物”と称されることになったこの目撃談は、一般にはこれまで何度も忘れ去られそうになったが、未確認動物学(cryptozoology)の世界ではよく議論されたという。注目すべき議論の1つは、このモンスターがケラトサウルスのような恐竜であるとすれば尻尾を地面から引き上げた状態で歩くため、最初の足跡の目撃談で報告されている尻尾を引きずった跡については疑問視されてくるというものだ。

そしてこれ以降、この地域から同様の目撃報告がないことも気になる点だが、ひょっとすると現在ではハンティングなどでこの奥地を訪れる者が減っているのかもしれない。今後思わぬ展開を見せる可能性はゼロではないだろう。引き続き関連する情報をチェックしていきたい。
提供元・TOCANA
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