NASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」が撮影した画像に、不可解な物体が映り込んでいると話題になっている。一部のUFO研究家は、これは墜落したUFOではないかと主張しているのだ――。
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■火星に残された奇妙なクレーター
MROは2006年から火星を周回し、地表の詳細な撮影を続けている。数多くの光景を記録してきたが、その中でも今回の画像は特に注目されている。撮影されたのは、火星のエリシウム平原(Elysium Planitia)に残された新しい衝突痕で、NASAの分析によると、この物体は2012年2月から2014年6月の間に墜落したと推測されている。
クレーターの形状は通常の隕石衝突とは異なり、周囲の地形と比べても異質な痕跡を残している。特に、衝突の衝撃で吹き飛ばされた物質(噴出物)が、周囲よりも明らかに暗いことが専門家によって指摘されている。この不自然な特徴が、単なる隕石ではなく「人工的な物体」が墜落した可能性を示しているというのだ。