何が人をそこまでお金に執着させるのでしょうか?
普通の生活をしている人が億単位のお金を求めるような大ジャンプが起こえりるのか、これが私の疑問でありますが、このあたりは犯罪心理学なる学問があるのでそちらに詳しい方に解説を賜りたいところです。個人的に思うのは突然巨額の資金が必要になるのではなく、雪だるま式に増えていく場合が多いのだと思います。
多くの窃盗事件で逮捕された犯人の資金使途を見るとギャンブルと為替や株式などへの投機的行為の失敗が原因に見えます。水原一平被告の裁判がありましたが、彼の行為もギャンブルの暴走と化すわけです。
私は株式市場で投資に参加していますが、日米とも値動きを見ると狂暴なぐらい荒いところは数多くあります。私も先日、アメリカの某株を買い入れたところ1週間で2倍になり、想定外の上昇に「おっ!」とほくほくしていたら3-4日で元の木阿弥になりました。株式用語で「行ってこい」というのですが、私は元に戻っただけで何の損もないのですが、上でつかんだ人は大きな含み損を抱えるわけです。日本でも同様の値動きの軽い銘柄はごろごろしており、「提灯をつけたら精霊流し」というひろの株式格言になってしまうことがしばしばあるのです。
ラスベガスにカジノによく行く人は「予算」を口にする人が多いと思います。一日限度額いくらと決めるわけです。そうしないと果てしなく負け込むことになるのです。パチンコや競馬などの賭け事も同様でしょう。ところが歯止めが効かないのが世の常で人間の制御力は非論理的な自己都合の理由をこじつけ様々な誘惑で泥沼にはまっていくのです。強盗をした若者も「一回ぐらい大丈夫」と述べていたケースも散見されました。
ではなぜ一般の人が一攫千金を求めるのでしょうか?かつて年末ジャンボ宝くじを買うのは夢とも言われました。一方最近の巨額詐欺や横領事件はスリルを求めているような気もします。その根源は日々の生活にストレスを溜めている、これが本質的原因ではないかと思います。