いつも休日がお天気とは限らず、雨の日や猛暑日など気候の厳しい日もあります。でも、せっかくの休日は「子どもを連れてお出かけしたい」なにか体験させてあげたい」と考えるパパママも多いでしょう。今回は、雨の日も楽しめて、神戸らしさもある施設を3つ紹介します。海や港に関わる仕事を知ったり、おもちゃの世界を感じたり、動物にふれあったり、それらを体験することで子どもたちの興味や視野も広がるかもしれません。ぜひお出かけの参考にしてください。

目次
「神戸海洋博物館」で神戸港のクルーズを疑似体験!
「有馬玩具博物館」では、ドイツの鉄道模型や手作り体験に注目
室内展示が充実した「神戸どうぶつ王国」で、雨の日も楽しもう

「神戸海洋博物館」で神戸港のクルーズを疑似体験!

るるぶkids
(写真=るるぶkidsより引用)

メリケンパークにある神戸海洋博物館は、神戸ポートタワーと並ぶ、白いスペースフレームの大屋根が目印です。神戸港開港120年を記念して開館、2020年2月にリニューアルしました。「神戸と港のあゆみ」をテーマに、船の仕組み、港町の役割などを映像やジオラマ、体験を通してわかりやすく紹介する施設です。

エントランスに佇むロドニー号は、プロジェクションマッピングによるシアター型展示。約150年前、ロドニー号が遥か英国から神戸港にやってきた様子や、神戸港の歴史を表現した2本の映像を見ることができます。
 

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(写真=るるぶkidsより引用)

リニューアル時に新設されたシミュレーターでは、港町の仕事を体験できます。巨大なガントリークレーンを操りコンテナ船に荷物を積み込む疑似体験や、神戸港のクルーズ体験ができる操船シミュレーターがあります。これは、船乗りが実際の訓練で使用するのと同じタイプのものなんだとか!
 

るるぶkids
(写真=るるぶkidsより引用)

お天気が良ければ、屋外のフォトスポットもおすすめ!地面に大きく印刷された3D写真の上で撮影すれば、思い出に残る1枚が撮れるでしょう。

神戸海洋博物館は見るだけでなく、触れて感じられる体験型施設。子どもたちが、海や船・港の仕事について興味を持つきっかけになるでしょう。
 

問合先 078-327-8983
住所 兵庫県神戸市中央区波止場町2-2
営業時間 10時~18時(最終入館 17時30分)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日休館)
入場料 大人900円、小人(小・中・高生)400円
アクセス 神戸市営地下鉄海岸線みなと元町駅より徒歩10分
JR線・阪神線元町駅より徒歩15分、阪急神戸高速線花隈駅より徒歩15分
URL http://www.kobe-maritime-museum.com/

「有馬玩具博物館」では、ドイツの鉄道模型や手作り体験に注目

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(写真=るるぶkidsより引用)

有馬玩具博物館は、「おもちゃ」と「あそびの世界」を伝える博物館。有馬温泉街の有名な金の湯の向かい側にあります。館内の3階から6階の各階の展示室では、おもちゃの世界をたっぷり紹介。なかには懐かしのおもちゃも飾られているので、親子でいっしょに楽しむことができます。
 

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(写真=るるぶkidsより引用)

3階にあるドイツ・メルクリン社の鉄道模型は、乗り物好きの子どもにとくにおすすめ。スタッフによるガイドもあるので、ドイツの情景を再現したジオラマを一層楽しむことができます。
4階では、大人も笑えるユーモアにあふれたからくり人形が展示されています。有馬玩具博物館の開館に関わった加藤裕三氏(グリコのおまけのおもちゃデザイナー)や西田明夫氏(オートマタ作家)の作品もここで見ることができますよ。
 

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(写真=るるぶkidsより引用)

ヨーロッパのおもちゃが多く展示される5階では、実際に手にとって遊べるスペースも。6階は、クルミ割り人形などをはじめとするドイツの伝統的なおもちゃが並びます。
また、1階の工房にある工作教室では、子どもたちがビー玉迷路・からくりなどを教えてもらいながら手作り体験もできます(予約制・別途費用)。

たくさんのおもちゃを「見る・聞く・遊ぶ・作る」体験ができる有馬玩具博物館。おもちゃを大切にしたり、おもちゃの構造に興味を持ったり、子どもの情操教育にも一役買ってくれるでしょう。
 

問合先 078-903-6971
住所 兵庫県神戸市北区有馬町797
営業時間 10時~17時30分
定休日 公式サイトで要確認
入場料 大人800円、子ども500円(3歳~小学生)
アクセス 神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩5分、阪急バス有馬温泉より徒歩1分
JR高速バス有馬温泉より徒歩5分
URL http://www.arima-toys.jp/

室内展示が充実した「神戸どうぶつ王国」で、雨の日も楽しもう

るるぶkids
(写真=るるぶkidsより引用)

神戸どうぶつ王国は、展示の半分以上が屋内にある全天候型対応施設。雨の日や天候の厳しい日でも遊べるのが嬉しい動物園です。珍しい動物が見られることでも知られる神戸どうぶつ王国の2020年イチオシの動物を3種類ご紹介しましょう。

まず、ご紹介するのはコビトカバ。コビトカバは、ジャイアントパンダ、オカピと並んで世界三大珍獣に数えられるカバですが、神戸どうぶつ王国には「コウメ」と、2020年7月に大阪府の博物館「NIFREL(ニフレル)」からやってきた「タムタム」の2頭がいます。
「コビト(小人)」と名前がつくように体重は、通常のカバの10分の1ほど。一見、子どものカバのように見えますが、「カバの原始の姿」などと言われ、その姿は一般的なカバと異なる点がありますよ。彼らの目・鼻・耳の位置に注目して、子どもたちと一緒に観察してみてださいね。
 

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(写真=るるぶkidsより引用)

次にご紹介するのは、愛らしい姿から「砂漠の天使」と呼ばれる「スナネコ」です。スナネコは、「スナ(砂)」と名前にもあるように砂漠に生息する世界最小級の野生ネコです。現在は、ここ神戸どうぶつ王国と姉妹園の「那須どうぶつ王国」でしか見ることのできない希少な動物です。スナネコの赤ちゃんを見るには土日は整理券制が必要となりますが、親を見るのは整理券は不要とのこと。
スナネコの体は、砂漠の厳しい環境に対応できるようになっています。例えば、耳の毛は砂が入りにくいようにフサフサとしているのが、その表れ。他にも一般的な家ネコと違う点があるので、子どもと観察してみるのも楽しみ方のひとつです。
 

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(写真=るるぶkidsより引用)

最後にご紹介するのは、神戸どうぶつ王国で最も大きい猛獣「スマトラトラ」。2020年5月の公開時より、スマトラトラのために生息地をイメージした入組んだ大木と池、岩場を新設。トラが樹上に登ったり、岩場で休む姿を見ることができます。実は、スマトラトラは泳ぎも得意!もしかすると池で遊ぶ姿も見ることができるかもしれません。勇猛な様子のスマトラトラですが、生息地の環境破壊やその毛皮の乱獲によりレッドリストで絶滅危惧IA類(絶滅寸前)に分類されています。

かわいい動物たちに癒やされるだけでなく、動物や自然環境との関わり方について子どもと一緒に考えるいい機会になるはずです。
 

問合先 078-302-8899
住所 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
営業時間 平日10時~16時(最終入園15時30分)、土日祝10時~17時(最終入園16時30分)
定休日 木曜日 ※12月24日(木)と祝日は営業
入場料 大人(中学生以上)1800円、小学生1000円、幼児(4、5歳)300円、シルバー(満65歳以上)1300円
アクセス ポートライナー 京コンピュータ前(神戸どうぶつ王国)駅より徒歩1分
URL https://www.kobe-oukoku.com/

※新型コロナウイルスの感染拡大防止などにより、各スポットが臨時休業、または一部利用不可となる場合があります。

●掲載内容は取材時点の情報に基づきます。詳細は各施設にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

提供元・るるぶkids

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