
2026FIFAワールドカップ(W杯)アフリカ予選が3月19日から再開され、各国が本大会出場を懸けた重要な戦いに挑む。グループ首位のみが自動的に出場権を獲得し、4チームがプレーオフへ進む形式のため、各試合の結果が直接影響を及ぼす状況だ。
現在、エジプト代表、スーダン代表、コートジボワール代表、チュニジア代表、モロッコ代表が各グループで首位を維持している一方、ナイジェリア代表やガーナ代表といった強豪国は厳しい立場に追い込まれている。
グループAではエジプトが無敗で首位に立ち、FWモハメド・サラー(リバプール)とMFマフムード・トレゼゲ(トラブゾンスポル・クラブ)を中心とした攻撃陣が好調を維持。ギニアビサウ代表とブルキナファソ代表が2位争いを繰り広げる。
グループBは、スーダンとセネガル代表が首位決戦を迎え、FWサディオ・マネ(アル・ナスル)率いるセネガルが2ポイント差で追う展開。コンゴ共和国代表も巻き返しを図る。
グループCでは、ルワンダ代表、南アフリカ代表、ベナン代表が勝ち点7で並ぶ一方、ナイジェリアはわずか3ポイントで5位と苦戦。ルワンダ戦が正念場となる。グループDでは、8度のW杯出場経験を持つカメルーン代表が首位に立つが、リビア代表とカーボベルデ代表が接近している。
グループEではモロッコが3戦全勝で首位を独走し、グループFではコートジボワールが勝ち点10で首位ながら、ガボン代表とブルンジ代表が追う展開。グループGはアルジェリア代表とモザンビーク代表が勝ち点9で並び、ボツワナ代表、ギニア代表、ウガンダ代表も勝ち点6で接近。グループHではチュニジアが10ポイントでリードし、ナミビア代表とリベリア代表が2位争いを展開している。
グループIでは、コモロ代表がガーナと並ぶ勝ち点9で首位に立ち、アフリカのサプライズチームとして注目される。マリ代表とマダガスカル代表も巻き返しを狙うが、ガーナにとって次の試合はW杯出場を左右する重要な一戦となる。