
カタールW杯で日本代表の正守護神を務めたGK権田修一は、2024シーズン限りで清水エスパルスを退団。しばらくフリーの身であるが、3月から欧州クラブのトレーニングに参加しているが、本人は欧州主要国でのプレーを望んでいる。
オーストリア2部カップフェンベルガーSVは3月18日、権田のトレーニング参加を発表。期間は明らかにしていないが、パフォーマンス次第では正式契約を結ぶ可能性も考えられる。そのカップフェンベルガーSVには、かつてDF伊藤健史、DF八塚利朗らが在籍。2011/12シーズンを最後にオーストリア1部リーグの舞台から遠ざかっており、2024/25シーズンは2部リーグ20試合を終えて首位から勝ち点18差の7位につけている。
ただ権田は2025年1月19日放送のスポーツ番組『すぽると!』(フジテレビ系)に出演した際、イタリア移籍を最優先に考えているほか、ドイツも希望の行き先であることも明言。欧州主要国でのプレーを視野に入れているだけに、カップフェンベルガーSVが自身の望んでいるクラブであるかは不明だ。
現在36歳の権田はFC東京、SVホルン、サガン鳥栖、ポルティモネンセと渡り歩き、2021年から清水でプレー。2022シーズンのJ2降格後も同クラブの正守護神として活躍し、2024シーズンもリーグ戦35試合でプレー。J1昇格に貢献している。
2024年12月15日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、「日本代表でもう一度ワールドカップに行きたい」などと、海外再挑戦の決断に至った理由を語っていた権田。2月には「半年間、無所属でも良い」などと、欧州挑戦への覚悟を見せていたが、新天地決定間近であるかもしれない。