
浦和レッズ所属MFサミュエル・グスタフソンは、3月16日に行われた明治安田J1リーグ第6節の鹿島アントラーズ戦で、FW鈴木優磨とやり合って話題に。鹿島の絶対的ストライカーから挑発行為を受けたが、そのグスタフソンには自身の侮辱発言で注目を浴びた過去がある。
同選手はスウェーデン1部BKヘッケン在籍時の2023年3月、2か月後に開催される国内カップ戦決勝の開催地が対戦相手のホームスタジアムに決定したことを受けて、「小便スタジアム」とコメント。地元紙『aftonbladet』によると、コメントの背景には約7000人という最大収容人数、劣悪なピッチコンディションがあったという。
ただ、この侮辱的発言を受けて対戦相手のスポーツディレクターは「グスタフソンはクソガキ」「代表チームにも選ばれている選手がそんなことを言うなんて、ひどすぎる」などと非難。ヘッケンのファン・サポーターが同選手を支持する一方、対戦相手のファン・サポーター等から厳しい指摘が相次いだという。
また、グスタフソン本人は「本能的にやった」などと説明。自身の言動について「後悔することもあった」としつつも、「サッカーはエンターテイメントだと思っている」などと自身の考えを述べたという。
ヘッケン時代は中心選手としてチームを支え、スウェーデン代表選出歴もあるグスタフソン。鹿島戦では鈴木からボールを奪われてピッチに倒れ込んだ後、同選手との握手を拒否。指さしたり、激しく言い合うなか、グスタフソンに対する鈴木の“おねんねポーズ”が話題になっている。