アルゼンチン・ブエノスアイレス州にある平和な町、サラディージョで四つん這いで歩く謎のUMAが目撃された――。

■四つん這いで走る謎のUMA

 目撃者たちは、町の通りを非人間的な動きをする奇妙な子供くらいの大きさのUMA(未確認生物)を見たと主張している。UMAは四つん這いで走り、壁を楽々と登り、その体つきと動きは生物の解剖学的法則に反しているとの主張もある。

 サン・マルティン通りで車を運転中していた女性は歩道に7歳か8歳くらいの男の子くらいのUMAがは四つん這いになって猛スピードで移動していたと話し、別の目撃者は壁の上に座っている子供のような生物が奇妙な動きをしていたと報告している。

 地元のアイスクリームショップで働く男性はこのUMAは「頭は逆さまになっていて、身体はありえない動きをしていました」と説明している。

 アルゼンチンでは、満月の夜に呪いをかけられて怪物に変身してしまう“七番目の息子”という狼男の伝説が民間伝承として語り伝えられている。それはラテンアメリカの先住民文化に広く信じられている「ナワル(nahual)神話」とも類似点があり、ナワルは、自らの意志によって、あるいは神の罰として、動物に変身することができるシャーマンであるといわれている。

“七番目の息子”の伝説か、“ナワル神話”か?四つん這いで走る謎のUMAが話題
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

このUMAは“七番目の息子”なのか、それともナワルなのか。

 2023年にメキシコのオアハカで人間のような顔と足を持つオオカミのような生物が撮影されており、ナワルが現存する可能性があるという憶測を呼びSNSで話題になった。

 2008年にはプエルトリコで、数人の目撃者が、猛スピードで動き、暗闇の中に消えていった「幽霊のような子供」の出現を報告している。いくつかの都市伝説では、これらの存在はさまよう霊や未知の存在と解釈されることが多いという。

 また奇抜な説としては、SNSによって煽られた集団ヒステリーである可能性があると主張する者もいる。奇妙な噂がコミュニティ内で広まると、その話を裏付ける新たな証言が出てくるのはよくあることで、その結果噂が一人歩きするというのだ。

 また一部の人々はこのUMAは神経疾患を患い、異常な動きをする若者である可能性があると信じているが、それでは猛スピードで移動するなどの超自然的な側面を説明することはできないだろう。

 超常現象説も否定されておらず、異次元の存在か、次元間に閉じ込められた霊魂である可能性を示唆する者もいるようだ。

 今のところ謎は未解決のままであり、サラディージョの人々には不安と疑問が残されたままだ。この町で実際に何が起こっているのか。目撃者が次々と証言する一方で、警察が具体的な説明を示さない中、不気味な未知の生物への恐怖が地域社会を包み込んでいるようだ。今後もこの町から同様の目撃報告が届けられるのかチェックしていきたい。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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