フリアン・アルバレス 写真:Getty Images

 レアル・マドリード(スペイン1部)は15日に行われたラ・リーガ第28節でビジャレアル(同1部)と対戦。過密日程のなかで、開始早々に先制される展開となったが、フランス代表FWキリアン・ムバッペの2ゴールで逆転勝利を収めた。

 この試合でコンディション不良によりベンチスタートとなっていたブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールにはサウジアラビア移籍の可能性が浮上中。今季の公式戦39試合に出場して18ゴール11アシストを記録している同選手はマドリードとの契約延長を望んでいることを明かしていたが、状況は不透明だという。

 スペイン『Fichajes』によれば、マドリードの上層部は巨額なオファーが届かない限り、ビニシウスの退団を認めない方針だという。そして、仮に退団した場合の後釜として、アトレティコ・マドリード(スペイン1部)のアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスをリストアップしているという。

 リーベル・プレート(アルゼンチン1部)でプロキャリアをスタートさせたアルバレスは、マンチェスター・シティ(イングランド1部)でのプレーを経て、昨夏にアトレティコへ加入。シュート技術の高さや高い献身性を武器に今季はここまで公式戦44試合に出場して23ゴール5アシストを記録している。

 そのアルバレスはアトレティコが主要タイトルを獲得しなければ将来が不透明になりうるとのこと。すでにチャンピオンズリーグ(CL)でマドリードに敗れたアトレティコはラ・リーガでは3位に位置し、コパ・デル・レイでは準決勝でバルセロナと対峙しており、敵地で行われた1stレグでは4-4の引き分けに終わっていた。