ガンバ大阪 写真:Getty Images

 ガンバ大阪からギラヴァンツ北九州へ期限付き移籍していたMF高橋隆大は3月4日、ブラジル3部グアラニへの完全移籍が正式決定。現地メディアが同選手の現状や今後の予定を報じている。

 高橋の去就については、グアラニも14日に同選手の獲得を発表しているが、ブラジルメディア『ge』は「3月28日の国際ウィンドウが閉まる前にガンバ大阪との契約を解除する。彼は4月11日のブラジル・セリエC開幕までに、グアラニと正式契約を結ぶ」と、移籍金ゼロでの海外挑戦であることを報じている。

 またグアラニの幹部は『ge』のインタビューで、「ブラジルに入国するための日本のビザは、日本に行くためのブラジルのビザよりも時間がかかる」とした上で、「後で問題が起きないように、ブラジルのウィンドウが閉まる前に高橋の獲得を取りやめることができるよう、長い間交渉してきた」と、移籍破談の可能性があったことを明かしている。

 現在20歳の高橋は、G大阪ジュニアユースや静岡学園高校を経て、2023年にG大阪へ加入も、プロ1年目から奈良クラブへ期限付き移籍。2024シーズンは北九州へ期限付き移籍し、J3リーグで14試合に出場していたが、2025年1月に同クラブ退団が正式決定していた。

 なおグアラニは2024シーズンのブラジル2部リーグを最下位で終えると、FWジョアン・ヴィクトルを徳島ヴォルティスへ、MFマテウス・ブエノを清水エスパルスへ放出。同シーズン限りで大分トリニータを退団したブラジル人FWサムエルを獲得している。