守田英正 写真:Getty Images

 かつてサガン鳥栖、バイエルン・ミュンヘンに在籍していたU22日本代表MF福井太智は現在、ポルトガル1部アロウカでプレー。現地ではステップアップ移籍が噂されているほか、日本代表MF守田英正の後釜としてポルトガル1部スポルティングCPへ加入する可能性も取りざたされている。

 ポルトガルメディア『ゴールポイント』のブルーノ記者は3月5日、自身のYouTubeチャンネルで福井を特集。バイエルンのトップチームの公式戦でプレーした過去について「非常に興味深い」とした上で、中盤におけるダイナミックな動きやポジショニング等を評価。「守田を思い起こすようなプレースタイル」と私見を述べたほか、アロウカが残留争いに巻き込まれている現状を踏まえて、「ステップアップ移籍の可能性を秘めている」と語った。

 一方で守田の去就を巡っては、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が2025年2月に「スポルティングの契約延長オファーに応じない意向」「2025年夏に移籍することになる」と報道。スポルティング退団がほぼ確実とみられるだけに、ポルトガル国内ではブルーノ記者の見解をもとに、福井のスポルティング移籍の可能性を指摘する声が相次いでいるという。

 福井は16歳7か月という若さで鳥栖のトップチームでデビューすると、2023年1月に鳥栖からバイエルンへ完全移籍。同年9月にバイエルンのトップチームでデビューしたものの、セカンドチームからの昇格は果たせず、2024年1月にポルティモネンセへ期限付き移籍。ポルティモネンセ在籍時はポルトガル1部リーグ戦で11試合の出場も、チームは2部へ降格した。

 2023/24シーズン終了後にポルティモネンセを退団した同選手は、2024年7月にバイエルンからアロウカへ期限付き移籍すると、2025年2月に完全移籍へ移行。2024/25シーズンはここまでリーグ戦18試合でスタメン出場している。