14日午後5時過ぎ、東京・霞が関の財務省前で、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が、ナタのような刃物を持った男に突然襲われ、負傷しました。警視庁は現場で男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。

逮捕されたのは職業不詳の宮西詩音容疑者(30)で、「立花氏を殺そうと思った」と供述し、容疑を認めています。また、「ほかの議員を自殺に追い込むような人物だからやった」と動機を述べています。

事件発生時、立花氏は支援者との交流の場におり、容疑者は列に並んだ後、自分の順番になった際に無言で襲いかかったとされています。刃物の刃渡りは約16センチで、立花氏は左耳、頭、首に切り傷を負いましたが、命に別条はありません。負傷しながらもその場で演説を続け、その後、自らの足で救急車に乗り込みました。