みなさん、こんにちは!前回は1か月にかかる費用や物価の相場について詳しく解説しましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
今回は、後編ということでインドネシアでの外食事情について詳しくお話ししますね。日系企業のレストランも数多くインドネシアへ進出していますので、この記事ではリアルなインドネシアの外食相場を知ることができます。観光に来られた際の参考にしてくださいね。
※2025年1月時点での情報です
※1円=102インドネシアルピアで計算(2025年1月時点のレート)
インドネシア進出日系外食チェーン店

インドネシアには現在、丸亀製麺、吉野家、CoCo壱番屋、牛角、一風堂とさまざまな日系外食チェーン店が進出しております。ここ最近では、スシローがインドネシアに進出し、オープン初日から日本人のお客さんをはじめ盛り上がっているようです。2025年2月には7号店がオープン予定。たった1年ちょっとですごいですね!
また、これらの日系外食チェーン店は、単に「日本の味」を提供するだけでなく、現地の文化や嗜好に合わせたメニュー展開も特徴的。
たとえば、丸亀製麺ではスパイシーなメニューやご飯ものが人気だったり、吉野家ではベーシックな牛丼よりもヤキニク丼という甘辛い味付けがインドネシアの人々に受け入れられています。
CoCo壱番屋では、辛さのレベルを選べるシステムが辛いもの好きな現地の人々に好評のようです。ただ、日系外食チェーン店は都会への進出が主で、私が住んでいるジョグジャカルタでは、スシロー、大戸屋、一風堂などはまだなく、ジャカルタへ行った時の楽しみになっております。笑
気になる価格

海外で日系外食チェーン店を訪れると、気になるのはやはり「価格」ですよね。日本国内と比べて高いのか、安いのか。。。現地の物価との違いも気になります。
牛角

【価格】90分食べ放題(サービス料、税金込)
・プレミアム 527,760ルピア(5,664円)
・スタンダード 287,760ルピア(2,821円)
プレミアムはお肉を18種類の中から、スタンダードは8種類の中から選べます。金額も倍近く違うので、どちらにしようか迷ってしまいますね。
大食いの人は断然食べ放題を選んだ方がお得ですが、私の個人的な意見としては、ガツガツ食べない方はゆっくり時間を気にせず単品で楽しむのもありだと思います。単品で頼むのと、プレミアムの食べ放題を頼むのと金額はそこまで変わりませんよ。
丸亀製麺

【価格】
・温玉うどん 49,000ルピア(480円)
・肉うどん 59,000ルピア(578円)
日本ではあまり見かけませんが、インドネシアでは丼ぶりメニューが豊富です。うどんメニューが3つしかないことにビックリ仰天。
「丸亀に来て、丼ぶり頼む人いる?!」と初めは思っていましたが、結構いました。この前うちのスタッフと行きましたが、6人中4人丼ぶり頼んでました。笑
吉野家

【価格】
・牛丼(小) 50,000ルピア(490円)
・ブラックペッパー(小) 53,636ルピア(525円)
吉野家はインドネシアでいうLサイズが、日本でいう並サイズなので少々物足りなさも。。。普段、大盛りを食べられている方は物足りないかもしれませんので、Lサイズ&サイドメニューなどを頼むのがおすすめです。
紅しょうが、七味があるのは日系外食チェーン店ならではですね。
金額をみると、日系外食チェーン店は日本より少し高めの価格帯に位置しています。それでも人気な理由はやはり「日本食」の根強い人気でしょう。
観光客や日本食が恋しくなる在住日本人にとっては重要な選択肢になっており、連日インドネシア人・在住日本人で賑わっております。
ローカルレストラン

レストランといっても、インドネシアでは屋台からちゃんとしたレストランまで多種多様で金額の差も大きいです。
路上の屋台ですと、1食200円以内で済ませられますし、人気のレストランに行くと日本よりも一人当たりの金額が高くなってしまいます。
そこでおすすめなのが開放型レストラン。クーラーはありませんが金額もそこまで高くなく、お店もそこそこの清潔感があり、観光客でも気軽に楽しめると思います。

こちらは、「グドゥック(Gudeg)」というジョグジャカルタの郷土料理です。若いジャックフルーツとココナッツミルク、鶏肉を超時間煮込み、柔らかくコクのある甘い味わいになります。
甘いといってもスイーツのような甘さではなく、ご飯がすすむ独特な甘み。画像の鶏もも肉ご飯セットで30,000ルピア(294円)です。
Gudeg Bu Hj. Amad
・住所:Jalan Kaliurang KM.4,5 Blok CT3 No.5, Jl. Kaliurang No.2, Kocoran,
Caturtunggal, Kec. Depok, Kabupaten Sleman, Daerah Istimewa Yogyakarta
55281 インドネシア
・電話番号:+62-2745-20049(日本語不可)
・営業時間:5:30~21:30
・定休日:無し(断食明け大祭はお休み)


ちなみに、衛生的に気にならないようでしたら屋台が格段に安いです。ナシゴレン(炒飯)やミーゴレン(焼きそば)が1人前150円、チャップチャイ(八宝菜)は120円です。インドネシアに来た当初は抵抗がありましたが、お腹を壊したことがありませんし、今ではよく利用します。笑
野菜の相場

最後に、野菜やお肉の相場について解説します。インドネシアでは量り売りが基本になっており、ほとんどが1キロいくらという支払い方法です。スーパーでは、レジに持って行く前に定員さんに量ってもらいます。魚は捌いてないのが基本。


【2025年1月現在の野菜・肉の相場】
・ブロッコリー1房 21,405ルピア(209円)
・キャベツ1玉 10,790ルピア(105円)
・きゅうり1本 9,200ルピア(90円)
・長ネギ1束 7,000ルピア(68円)
・玉ねぎ1個 6,560ルピア(64円)
・小松菜1束 6,000ルピア(58円)
・じゃかいも1個 5,625ルピア(55円)
・にんじん1本 5,325ルピア(52円)
・なす1本 3,300ルピア(32円)
・トマト1個 2,351ルピア(23円)
・牛肉スライス300g 64,900ルピア(636円)
・鶏もも肉100g 4,300ルピア(42円)
市場に行くと安く手に入りますが、状態が悪い物があったりするので自分で選定しなければなりません。それに購入する前に交渉する文化があり、インドネシア語ができないと少々高くなってしまうことも。
一方、スーパーでは市場より高値にはなりますが、野菜の状態はいいですし、ぼったくられることなく安心して購入できるのが特徴です。
まとめ

インドネシアでのレストラン事情は、いかがでしたでしょうか。物価が安いイメージがありますが、日本食に関しては日本より高いのに多少驚かれたかと思います。
ちなみに、ジョグジャカルタで日本食が恋しくなったら、ぜひ弊店へお越しくださいませ。ビールもキンキンに冷やしておりますので、ぜひ一杯交わしましょう。
wagokoro
・住所:Gg. Siti Sonya No.95, Pogung Kidul, Sinduadi, Kec. Mlati, Kabupaten
Sleman, Daerah Istimewa Yogyakarta 55281 インドネシア
・電話番号:+62-896-0896-8989(日本語OK)
・営業時間:12:00~20:30
・定休日:無し(断食明け大祭はお休みの可能性があるのでお問合せください)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!それでは、素敵な一日をお過ごしください。
【文・写真 green/提供元・たびこふれ】
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