トランプ米政権のカロリーネ・レビット報道官は、日本のコメに対する関税が「700%」にものぼると日本政府を批判しました。
【正確さ欠く対日批判】 米トランプ政権、日本のコメ関税「700%」主張 Gil0G33fl0
引用した数字は国が一定量を無税で輸入する仕組みを考慮せず。関税率も10年以上前の数字がベースとみられ、直近の実質関税率は400%強のもよう。 pic.twitter.com/IYrByrgrJa
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) March 12, 2025

カロリーネ・レビット報道官インスタグラムより
この数字は2005年時点の試算であり、農水省によれば、日本は「ミニマムアクセス(MA)」制度を通じて77万トンのコメを無税で輸入しており、現在の実質的な関税率は約400%とされています。関税率の計算は複雑なものになっています。
3/13日経「米の市場開放圧力警戒」コメの関税700%は2005年の話で、現在は400%強とのこと。ということは、輸入米の関税を撤廃すれば価格は5分の1になるわけですよね。これで、「コメの値段が上がって生活が苦しい」問題は解決するのでは。
— 橘 玲 (@ak_tch) March 13, 2025
そもそも関税率が400%であるか700%であるかは重要ではなく、日本のコメに非常に高い関税が課されていることが米国に認識されたことが重要です。この問題を解決する方法は簡単で、コメの関税を撤廃すれば価格の高騰による混乱も収束します。
この問題の解決は簡単。コメの関税を廃止すればいい。米騒動も終わる。 R6ASoLUQxP
— 池田信夫 (@ikedanob) March 12, 2025
現在、日本では米不足が問題となっている一方で、日本産の米がアメリカでは非常に安く販売されている状況です。この関税措置によって、日本米の価格差が是正される可能性もあります。