女性の鎖骨は、「華奢」「色気」といったワードの象徴になることも多い。柔らかみのあるふっくらとした肌、体型が好まれるものの、鎖骨に限っては「浮き出ているほうが女性らしい」と感じる人が多いそうだ。

そこで今、「バービー・ボトックス」なるものが流行していることを、イギリスの『Daily Mail』やアメリカの『CNN』が報じた。

■完璧なバービーに憧れる女子

スラっと伸びた細く長い手足に整った顔。彼氏も超イケメン…。そんな完璧すぎる「バービー」に憧れを抱く女子は少なくない。

そこで海外では今、首を細長く見せ、華奢な鎖骨を作り上げる「バービー・ボトックス」と呼ばれる美容整形が流行しているという。TikTokでもトレンドとなり、多くのインフルエンサーたちがビフォー・アフターを披露しているのだ。

■以前は「治療」として

バービー・ボトックスは、首から肩、そして背中の上部にかけてつながっている「僧帽筋」という筋肉に、ボトックスを注入する。

この方法は、首の緊張からくる肩や首の痛み、片頭痛で悩んでいる人の僧帽筋を和らげるための治療として、以前から存在していた。

注射をすると僧帽筋や神経に作用し、一時的に筋肉の麻痺が起こり、首がより長く細く見えるように。その副作用に着目したのだという。

■驚きのビフォー・アフター

いつしかそれを審美の目的で取り扱う美容整形外科医が出現し、施術には「バービー・ボトックス」といった名前も付いた。

ビフォー・アフターの写真が人気のインフルエンサーであるイザベル・ラックスさんは、自身の結婚式に向けて実際にその施術を受けた。

メディアの取材に対し、「バービーに似たいという目的で美容整形に利用されるのは、悪いことじゃないと思うわ」と考えを明かした。

■費用は17万円

人々はイザベルさんの変化に驚き、「私もやりたい」という声が多々寄せられた。だが、イザベルさんは「リスクをよく知った上で判断してください」と注意喚起を忘れない。

自身の経験談として、背中と肩に痛みと凝りを感じたうえ、効果が出るまでに2週間~2ヶ月ほどかかり、効果は4~6ヶ月ほどしか持たなかったことを説明している。

また注入されるボトックス量は、筋肉の大きさによって異なる。通常40~75単位だといい、イザベルさんは1,200ドル(約17万円)の費用がかかったそうだ。

(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)

提供元・Sirabee

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