全体としては、依然として日銀には甘いが、石破政権にはきびしい。特に与野党の政策協議で野党のバラマキ要求に政権が弱腰になっていることを警告し、このままでは2030年までに利払いが倍増すると警告している。それは結局、国民の負担増になる。

日銀の植田総裁には好意的だが、黒田総裁の膨張させたバランスシートを正常化するには時間がかかる。今まで日本の国債市場は日銀の買い支えによって国内でほぼ完結していたが、金利上昇で外資が参入してきた。

金融村の空気を読まない海外ファンドが日本国債を空売りすると暴落し、金融システムが不安定化するなど不測の事態も考えられる。日銀の出口戦略は、むずかしい舵取りを迫られよう。