
サンフレッチェ広島はホーム開催のAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第1戦で勝利も、元U23フランス代表FWヴァレール・ジェルマンの出場で没収試合に。3月12日に敵地で行われた2ndレグで1-1と引き分け、ベスト8敗退という結果に終わったが、「0-3」扱いというAFC(アジアサッカー連盟)からの処分により、莫大な賞金額を逃している。
ベスト8進出決定時点で、グループステージ参加ボーナス30万ドル(約4400万円)、勝利ボーナス総額25万ドル(約3700万円)、ラウンド16進出ボーナス8万ドル(約1200万円)、準々決勝進出ボーナス16万ドル(約2400万円)を手に入れていた広島。3月5日開催のライオン・シティ・セーラーズFC(シンガポール)戦でも6-1と大勝したが、ジェルマンに出場資格が無かったため、スコアが0-3に変更。AFCからは1000ドル(約15万円)の罰金処分を科せられたほか、準々決勝進出ボーナスの半額にあたる8万ドルが没収された。
この没収試合の処分が無かった場合、広島は2試合合計スコア7-2で準決勝へ進出。追加の勝利ボーナス5万ドル(約740万円)や、準決勝進出ボーナス24万ドル(約3600万円)を受け取っていたことになる。没収試合により、1000ドルの罰金、8万ドルの没収も含めて、総額37万1000ドル(約5500万円)を失った格好だ。これは、獲得賞金額70万9000ドル(約1億500万円)の半分以上にのぼる。
広島のACL2敗退を受けて、ネット上ではクラブの責任を問う声が挙がっているほか、複雑な思いを綴ったコメントも。ただ一方で、広島OBの李忠成氏は9日にXで「大会運営側にも非があるんじゃないの?」「試合当日の選手登録チェックをACLでは入念にやるしそれをパスして出場してるんだから、クラブだけの制裁だけっておかしいだろ」などと投稿。AFCの確認不足として、同組織を批判する日本のサッカーファンも見受けられる。