大阪からも無料送迎バスがあり、とても便利な「京都るり渓温泉」。奥座敷ともいえる場所はリゾート地で、BBQやグランピングエリア、そして1年中楽しめるイルミネーションもあり、温泉パークにふさわしいところです。

今春リニューアルオープン予定ですが、昨年リニューアル工事前に宿泊しましたのでその様子を紹介します。

※るり渓温泉本館と花あかりは、リニューアル工事のため2025年4月23日まで休業しています

目次

  1. 日生中央駅から無料送迎バスに乗り、るり渓温泉へ
  2. るり渓温泉の魅力1 日帰り可能!男女混浴エリアもあるテーマパーク
  3. るり渓温泉の魅力2 若い世代に人気!こぶし荘 花あかり 
  4. るり渓温泉の魅力3 夜は部屋食で、山の幸を中心とした特別会席料理
  5. るり渓温泉の魅力4 1年中楽しめるイルミネーション「シナスタジアヒルズ」
  6. るり渓温泉の魅力5 ゆったりできる家族風呂 
  7. るり渓温泉の魅力6 釜の炊き立てご飯が美味しい朝食
  8. るり渓温泉の魅力7 鹿もいた!朝の「るり渓散歩」
  9. るり渓温泉の魅力8 近くにあるカフェ ガーデンズでほっこり休憩
  10. 帰りは無料送迎バスに乗り園部駅へ
  11. るり渓温泉は今春リニューアルオープンします

日生中央駅から無料送迎バスに乗り、るり渓温泉へ

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉に公共交通で行く場合は、無料送迎バスを利用します。大阪や兵庫方面から行く場合は能勢電鉄の日生中央駅からバスが出ています。無料送迎バスの所要時間は35分程度です。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

無料送迎バスは、日生中央駅を出ると、知明湖、一庫ダムの横を通り過ぎ、そのまま大阪府能勢町を北上していきます。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

トンネルを越えると京都府に入り、ほどなくして、るり渓温泉の前に到着します。

るり渓温泉の魅力1 日帰り可能!男女混浴エリアもあるテーマパーク

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉は宿泊施設もありますが、頻繁に送迎バスがあるため日帰り利用が可能です。

るり渓温泉はラドンを含む放射能泉で、単純放射線温泉、低張性-弱アルカリ性-低温泉のるり渓高原温泉と単純弱放射線冷鉱泉、低張性-中性低張性-冷鉱泉のるり渓フラワー温泉と、ふたつの泉源があり、それぞれが隣接しています。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

温浴施設は本館にあり、男女別に分かれている通常の温浴施設のほか、男女が一緒に過ごせる混浴エリアがあります。混浴エリアは水着着用が必要ですが、受付で貸してくれます。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

売店やレストランも完備しており、ドクターフィッシュの10分間体験のサービスが提供され、魚が泳いでいる水槽に足をつけると、魚が面白いように足の角質を食べていました。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

また、岩盤浴エリアもありました。中央のエリアにはぎっしりと本があり、読書をしながらゆったりと時間を過ごせます。小さいエリアにはさまざまな温度の部屋があり、気分に応じて移動が可能です。

京都るり渓温泉 for REST RESORT

  • 住所:京都府南丹市園部町大河内広谷1-14
  • 電話番号:0771-65-5001

※るり渓温泉本館と花あかりは、リニューアル工事のため2025年4月23日まで休業しています

るり渓温泉の魅力2 若い世代に人気!こぶし荘 花あかり 

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

今回宿泊したのは「こぶし荘 花あかり」です。新館の離れという感じの建物ですが、本館と比べてリーズナブルに宿泊できることもあり、若い人が多い印象でした。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

宿泊客は、宿泊当日はもちろん、翌日も閉店時間まで日帰り施設が無料で利用できます。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

到着したのは夕方だったので、翌日のチェックアウト後も夕方近くまで、ホテルに滞在しました。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

花あかりのロビーは本館と比べて小さいのですが、宿泊客しか入ってこられないエリアということもあり、終始ゆったりできました。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

宿泊した和室の部屋です。建物は2階建てになっており、2階にある部屋でした。障子を開けるとグランピングのエリアが見えました。

るり渓温泉の魅力3 夜は部屋食で、山の幸を中心とした特別会席料理

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

花あかりでは部屋食のプランでした。献立表を見ると、座腑(汲み上げ湯葉、美味出汁ジュレ、焼き鯖寿司)と、造里(造り)として鮪(まぐろ)、鯛がついています。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

煮物です。その場でスープを入れて煮ていきます。中に入っているのは鮎唐揚げと丸茄子ポン酢餡かけで、それに里芋と万願寺唐辛子がついています。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

強肴(しいざかな)としてトマト鍋が出てきました。京都の銘柄豚の「京都ぽーく」、新生姜、丹波占地(たんばしめじ)、京葱、京揚げそれにうどん付きです。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

うどんの後、最後の〆として雑炊にして美味しくいただきました。最後に甘味が2種類、レモンクリームチーズとほうじ茶アイス最中で、身も心も満足しました。

るり渓温泉の魅力4 1年中楽しめるイルミネーション「シナスタジアヒルズ」

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉最大の魅力が「シナスタジアヒルズ京都」です。1年中楽しめるイルミネーションで、宿泊客は割引料金で利用できました。コンセプトは共感覚(シナスタジア)です。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

営業時間は日没から22時までで、21時30分が最終入場です。日没がスタートなので、夏場は営業時間が短くなりますが、イルミネーションと言えば冬という当たり前の考えが払しょくされます。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

シナスタジアヒルズは、るり渓近くの自然の道をうまく利用しながら作られていて、光のトンネルやクリスタルレイク、スターダストフォレストなど、歩きながらいろんなイルミが堪能できます。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ここはレーザー光線が大量に放たれた異空間です。公式サイトによると「オーロラエクスペリエンス」という名前がついています。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

急ぎ足で歩いても20分近くかかるシナスタジアヒルズ京都。るり渓温泉に泊まる際には絶対に立ち寄りたいナイトスポットで、車があれば夜見に行っても存分に楽しめます。シナスタジアヒルズはるり渓温泉がリニューアル中の現在も営業中です。

るり渓温泉の魅力5 ゆったりできる家族風呂 

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

花あかりの宿泊プランは家族風呂が使用でき、就寝前に利用しました。他の宿泊客と順番に30分間利用できるようになっており、空いていれば受付でカギを受け取ります。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

浴槽は2種類ありました。画像の方は内側にあるタイル張りの浴槽で、隣に洗い場があります。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

もうひとつは木の湯舟でした。大浴場だとどうしても他の利用者の目が気になるところですが、家族風呂はそんなこともなく、プライベート時間を満喫できます。

るり渓温泉の魅力6 釜の炊き立てご飯が美味しい朝食

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

朝食は部屋食ではなく、朝食会場でいただきます。朝食会場の襖の先からはるり渓の緑が見え、朝から目の保養になりました。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

こちらが朝食です。焼き鯖と厚揚げ、人参とレンコンは小鍋仕立てでいただきます。サラダや黒大豆の納豆をはじめ、複数の小鉢がついていました。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

しかし、おかず以上にご飯が魅力的でした。釜で炊いた炊き立てご飯です。ふたを開けると白い湯気が一気に広がり、白ご飯の香りが鼻の中に伝わってきました。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

納豆にするか迷いましたが、やはり炊き立てご飯には生卵と思い、生卵を入れて玉子掛けご飯にしていただきました。黄身が赤みがかった玉子で、最高の朝食になりました。

るり渓温泉の魅力7 鹿もいた!朝の「るり渓散歩」

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉はその名の通り、るり渓にある温泉です。温泉の敷地から歩いて10分程のところにるり渓の入り口があります。小雨模様の天気でしたが、やはりるり渓には行ってみようということで立ち寄りました。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓についておさらいすると、京都府立自然公園条例に基づいて指定された3つの府立自然公園のひとつです。標高530メートルから340メートルにかけて200メートルの高低差を形成する渓流で、国の名勝地に指定されています。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

明治時代に郡長だった船井氏が美しさのあまり「るり渓」と命名しました。それまでは「滑(なめら)」と呼ばれていましたが、以降はるり渓と呼ばれるようになったとのこと。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉からるり渓に行く場合は最上流部から下っていくイメージになります。本来なら最後まで歩きたかったのですが、天候があまりよくないので100メートル程度だけ散歩して引き上げました。

晴れの場合でもるり渓は地面がぬかるんでいたり苔が生えていたりする場所があるとのことなので、注意して歩くようにしましょう。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓からるり渓温泉までの帰り道に鹿がいるのを見つけました。調べるとるり渓温泉まで降りてくる鹿は野生とのことでした。

るり渓温泉の魅力8 近くにあるカフェ ガーデンズでほっこり休憩

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉本館の南側、ぽてぽてパークに一軒のカフェ、カフェガーデンズがあります。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

カフェガーデンズは、大自然に囲まれたカフェ&ベーカリーというコンセプトでパンやケーキを販売していましたが、朝食をしっかりとったこともあり、軽くデザートとコーヒーをいただきました。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

メニューはとても豊富で、ソフトドリンク、お子様用ドリンクのほか、オリジナルクラフトビールも用意されていました。

カフェ ガーデンズ

  • 住所:京都府南丹市園部町大河内正米阪1-9
  • 電話番号:0771-65-0877
  • 営業時間:平日11:00~16:00 土日祝11:00~17:00

帰りは無料送迎バスに乗り園部駅へ

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

チェックアウトした翌日も存分楽しんだ後、送迎バスで帰りました。通常は行きも帰りも同じ駅との往復になると考えられますが、るり渓温泉は大阪側と京都側にバスが出ています。そこで帰りは京都側から帰ることにしました。

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

京都方面のバスは車窓からるり渓が見られました。およそ30分ほどでJR園部駅に到着しました。

るり渓温泉は今春リニューアルオープンします

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

るり渓温泉本館と花あかりは、リニューアル工事のため2024年11月18日~2025年4月23日まで休業しています。シタスタジアヒルズやカフェガーデンズは現在も営業しています。

京都の奥座敷「るり渓温泉」は今春リニューアルオープン!年中イルミをはじめ素敵な見どころをご紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

実際に利用した際に本館がやや古びた感じを受けたのは事実なので、リニューアルは必然的な流れだったと考えられます。リニューアルして新しくなる、るり渓温泉るはますます楽しみになるスポット。春になるのが待ち遠しいです。

文・写真・万代正平/提供元・たびこふれ

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