3度目の失踪と“飛行”する兄弟
9月20日、黄は再び消え、8日後に村で発見された。彼の証言はさらに不可解なものだった。
彼によると、気を失った後、目を覚ますと豪華なホテルの一室にいた。そこには先に名を刻まれた「高登民」と「高燕進」という兄弟がおり、彼らは自分たちが黄の失踪に関与していたと認めた。
さらに驚くべきことに、兄弟は黄を「背負って飛行」し、数時間で複数の都市を巡ったと語る。黄は彼らに連れられ、北京、天津、ハルビン、南京など9つの都市を訪れたという。移動はいつも1時間以内で、飛行中は風も感じなかったという。
彼らはホテルや劇場にも普通に出入りし、各地の方言を完璧に話していた。しかし、黄が「飛ぶ方法を教えてくれ」と頼むと、彼らは固く拒否した。

(画像=警察が作成した二人のスケッチ 画像は「How and Why’s」より,『TOCANA』より 引用)