佐野海舟 写真:Getty Images

 3月にFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合を控えている日本代表。MF守田英正(スポルティングCP)が怪我から復帰した後も、MF佐野海舟(マインツ)の代表復帰論、代表招集見送り論が飛び交っているが、鹿島アントラーズ退団時期の逮捕歴を巡る議論が再燃。一部から日本代表のスポンサーに対する批判が湧き起っているほか、MF伊東純也(スタッド・ランス)の不起訴処分や代表復帰を比較対象に上がっている。

 佐野は鹿島からマインツへの完全移籍が正式決定した後の2024年7月14日に不同意性交の容疑で逮捕も、2週間後に釈放されて渡欧。8月8日には不起訴処分となり、所属先のマインツでは今や中盤に必要不可欠な戦力として活躍。ここまでブンデスリーガ全試合でスタメン出場しているほか、能登半島地震の被災地へ寄付を行うなど、社会貢献活動でも注目を集めている。

 欧州の舞台で持ち前のボール奪取能力や対人戦の強さを発揮しているだけに、周囲では以前から佐野の代表招集を求める声が。森保一監督も「欧州、ドイツの中でもトップレベルといっていいくらい存在感が大きかった」とコメントするなど、同選手に対する評価は高い。ただ一部報道によると、日本代表スポンサーの意向が代表メンバー選考に反映される可能性があるという。

 この佐野の招集の是非を巡ってスポンサーが関与する可能性を巡っては、ネット上で一定の理解を示す声が挙がる一方で、関与すること自体に対する否定的な意見が相次いでいる。

 くわえて、2024年1月末に性加害疑惑が報じられ、半年以上にわたり代表戦から遠ざかっていた伊東と比較するファン・サポーターも。「両選手ともに不起訴処分」という事実を踏まえて代表招集を推す声がある一方で、「伊東と異なり、佐野には逮捕歴がある」という観点から同列比較が不適切との見解もある。