すると、狙い通り――でもないかもしれないが、ヘチのハシゴ周りで縦にリグをゆすっていたところ回収リトリーブでメバルがひったくっていった。デカい。こいつ尺いってるんじゃないか!と地上に上げたときには思わず声が洩れていた。

「予想外のデカさ!」水温9度の大阪湾ライトルアー釣行で28cm良型メバル浮上!【泉大津】28cmメバル登場(提供:TSURINEWSライター井上海生)

スケールをあてると、28cmあるかないか。だがこいつ、肉付きが半端ない大型で、私が釣った中では最大級の体格を持ったメバルだった。今思えば、これくらいなら持って帰って煮つけにすればよかったかもしれない。

そのあと、同様の釣りを続ける。ボトム上のレンジキープと軽いアクションを交えながら、基本的に横方向よりも縦方向を意識した釣り。二度アタった。一度はノセたが外した。もはやここまでか、と思ったとき、またしてもハシゴ周りのボトムで着ドン。

「予想外のデカさ!」水温9度の大阪湾ライトルアー釣行で28cm良型メバル浮上!【泉大津】このカサゴもでかい(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これまた大型のカサゴだ。「何かかかってる?」という感触しかなかったが、大型のカサゴこそそんなもので、あまり引かない。スケールはあてていないが、おそらくこいつも28cmだろう。

連続釣果記録を更新

そのあと、PEラインを0.1号まで下げリーダーを細くして、フィネスの釣りに切り替えたが、反応が一切なくなってしまった。どうも潮の動きを外したことが致命的だったようだ。もう少し早い時間にくれば、あるいは時合いもあったかもしれない。水温9℃でもアタリだけは4個出ただけ救いはあった。

「予想外のデカさ!」水温9度の大阪湾ライトルアー釣行で28cm良型メバル浮上!【泉大津】やっぱりいい魚(提供:TSURINEWSライター井上海生)

決して活性が高いわけでもなく、低水温というハンデを負いながら、潮止まりに、いい成果が出せたと思う。2尾という数字ではあるが、1尾釣れたらいいやという気持ちだったので、その二倍と思えば気分もいい。

今年はまだ数えるほどしか釣りにいっていないが、なんとかこの2月もボウズをやらずに済んだ。2025年はボウズをしないように、最難関の2月はもう乗り越えたのだから、引き続きやっていきたい。