ヴァレール・ジェルマン 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は3月5日にエディオンピースウイング広島で行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第1戦で勝利も、元U23フランス代表FWヴァレール・ジェルマンの出場で没収試合に。0-3と敗戦扱いとなったが、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16第1戦の上海海港(中国1部)対横浜F・マリノスにおける出来事も話題に。上海海港に対するAFCの対応が、広島の件とは異なっている。

 中国メディア『捜狐』の報道によると、4日開催の上海海港対横浜FMでは、AFCがキックオフ3時間前、上海海港に対してブラジル人MFマテウス・ジュッサの起用が不可能であることを通達。リーグステージでのイエローカード累積による出場停止処分が適用された格好だが、ケヴィン・マスカット監督は試合後に「理由が分からない。(AFCから)説明を受けていない」などと語ったという。

 キックオフ直前でも出場停止処分の対象選手が知らされた上海海港とは異なり、広島はライオン・シティ・セーラーズFC(シンガポール)戦前、AFCからジェルマンが出場停止であることを通告されていない。

 広島が8日に発表した声明によると、ジェルマンは2024年3月11日にAFC規律・倫理委員会により決定されたAFCクラブ競技会における3試合の出場停止処分の未消化により、出場資格が無かったとのこと。クラブは「今回の事案について確認が不十分であったため、出場停止対象者を出場させてしまったことについて、皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 しかし、広島OBの李忠成氏はAFC批判を展開。9日にXで「大会運営側にも非があるんじゃないの?」と疑問を投げかけると、「試合当日の選手登録チェックをACLでは入念にやるしそれをパスして出場してるんだから、クラブだけの制裁だけっておかしいだろ」などと不満をあらわにしている。