大谷翔平の新天地ドジャースでの活躍。名門ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ、山本由伸、今永昇太ら日本人の活躍など、数々のドラマが繰り広げられた昨年のメジャーリーグ。今年もいよいよ開幕が迫る中、見所を紹介していきたい。

【コラム】MLB日本人選手、初年度所属数ランキング 1位はどのチーム?

【見所1:日本人選手の活躍に期待】
  昨年はシカゴ・カブスの今永昇太が15勝、ドジャースの山本由伸が7勝+ワールドシリーズ第2戦で白星を挙げる活躍を見せた。今年はさらにドジャースに佐々木朗希投手が入団。日本でも完全試合を達成するなど数々の記録を打ち立ててきた若き右腕に注目が集まる。

【見所2:ア・リーグ優勝争いは?】
  東地区は昨シーズンのリーグチャンピオン、ヤンキースが優勝候補。中地区は充実の投手陣を擁するクリーブランド・ガーディアンズが連覇有力。対抗は2023年の優勝チーム、ミネソタ・ツインズか。西地区はヒューストン・アストロズが4連覇中だが、強力投手陣を抱えるシアトル・マリナーズとの争いは昨年以上に激化しそうだ。

【見所3:ナ・リーグ優勝争いは?】
  西地区はドジャースが今年も最有力、ブレイク・スネルや佐々木朗希など今年も大型補強をし、地区4連覇とワールドシリーズ連覇を目指す。東地区はロナルド・アクーニャJr.やスペンサー・ストライダーの復帰で勢いづく東地区のアトランタ・ブレーブスと、フアン・ソトとの大型契約やピート・アロンソの再契約で打線が強化されたニューヨーク・メッツが争う。中地区は今永昇太を擁するシカゴ・カブスに期待が集まる。

【見所4:本塁打王の行方】
  ナ・リーグは大谷翔平が54本で本塁打王を獲得したが、今年最大のライバルになるのが、7億6500万ドルの大型契約でニューヨーク・メッツに移籍したファン・ソトだろう。ヤンキース時代の昨季はキャリアハイの41本を記録し打撃はまだまだ成長中、リーグ移籍を機に大幅に記録を伸ばしてくる可能性がある。また、昨シーズンは39本に終わったマルセル・オズナ(アトランタ・ブレーブス)も虎視眈々。40本台に乗せることができればチャンスはあるはずだ。

【見所5:大谷選手の活躍は?】
  昨季は54本塁打、130打点、打率.310、59盗塁を上げ、メジャー史上初の「50-50」を達成、ナ・リーグのMVPを獲得し、打者として最大級の栄誉を成し遂げたドジャースの大谷翔平。今シーズンはいよいよ「二刀流」が復活となる。先発ローテを回しながら、打者としてもどのぐらいの成績を残せるのか、昨年とは違う新たな活躍に期待したい。