
浦和レッズはトルコ1部フェネルバフチェから同国代表FWジェンク・トスンを獲得するとみられていたが、ここに来て移籍交渉破談の可能性が報じられている。
トスンの去就を巡っては、トルコメディア『Fanatik』が3月1日に浦和移籍で合意に達した可能性をリポート。「移籍手続きは数日以内に完了する」と伝えたほか、日本国内でも「浦和移籍が決定的」と報じられていた。しかし、8日までに同選手の去就に関する公式発表はなし。浦和と選手サイドの交渉で、希望の契約年数における相違が報じられると、トルコ紙『ミッリイェト』の記者は9日になって「フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督は、トスンの移籍に反対」と伝えたのだ。
同選手は2024年夏にベシクタシュからフェネルバフチェへ移籍も、2024/25シーズンはリーグ戦6試合の出場。現地ではモウリーニョ監督の構想から外れているとの見方が広まっていた。ポジション争いのライバルであるFWエディン・ジェコとの契約延長報道も飛び交っているが、『ミッリイェト』によると、フェネルバフチェ指揮官は過密日程を考慮してトスンをターンオーバー要員としてチームにとどめる意向をクラブ首脳陣に伝えたという。
現在33歳のトスンは、身長183cmで右利きのアタッカー。アイントラハト・フランクフルト、ベシクタシュ、エバートン、クリスタル・パレスに在籍していたほか、一時トルコ代表の主力選手として活躍。国際Aマッチ53試合の出場で21ゴール7アシストをマークしたほか、2024年開催の欧州選手権(EURO)でも2試合でピッチに立つなど、欧州での実績は十分だ。
2025年夏のFIFAクラブワールドカップを見据えて更なる補強が期待されている浦和。同大会参加で最低20億円規模の賞金を獲得するとみられるが、トスン獲得が幻に終わるとなれば、今後の戦いに影響が出るかもしれない。